カジノ・アイランド構想

カジノをどこに作るべきか

2002年9月23日

石原都知事の「お台場カジノ構想」についてはみんなも知っているだろう。でも、カジノをやりたい地方自治体は、なにも東京都だけじゃない。

他に北海道、秋田県(雄和町)、静岡県(熱海市)、石川県(珠洲市)、愛知県(常滑市)、三重県(伊勢市)、大阪府(観光特区)、香川県(与島)、大分県(別府市)、宮崎県(宮崎市)、沖縄県などが「ハイ、ハイ、ハイッ!」と身を乗り出して手を挙げている状態だ。

カジノが認められるとしたら、民間事業になるのだろうか? それとも都や県が経営することになるのだろうか? アタシはカジノが合法化されるのは時間の問題と見ているが、民営化されるかどうかが最大の問題だと思う。

パチンコ屋はカジノ合法化を見越して先手を打っている。すでにパチンコ・パチスロは、賭博化の道まっしぐらダカンネ。近所のパチンコ屋で、10万、20万というアツイ勝負ができれば、わざわざ遠くのカジノに行く必要はない。最近の台には「超大当たり」があって、ひとたびそれに入ると台がブッ壊れたかと思うほど、洪水のように玉やコインが出るようになっているんだ。

このあいだ、1時間で2万円儲けたという話をコラムに書いたばかりだが、それは単なるプロローグに過ぎなかった。実はその2日後、先週の水曜に5時間で15万7千5百円分もコインが出たのである。(7,879枚! これは平均的な中国人の年収を上回る額)

1万ほど使ったが、超大当たりを引いたあとは4時間半出っぱなし。本当に台が壊れたかと思った。パチスロは、せいぜい5万ぐらいしか勝てないゲームだったのに、まさか15万近く儲かるなんて・・・。(1日中やってれば話は別だが、アフターファイブにそこまで出ることはなかった)

その上、最近パチスロは等価交換が当たり前だから、景品交換所でビタ一文ピンハネされないのである。これが賭博でなくて一体なんなのさ? アタシャ早速、今使ってるマシンを売り払ってツインプロセッサの新しいコンピューターを買ったよ。悪銭身に付かずだダカンネ。早いとこ、商売道具に代えてしまった方がいいと思ったんだ。

Dydo ちゃま

霊験あらたかな庄治郎丸前の Dydo ちゃま

大ラッキーの秘訣はこれ!

アタシは、この Dydo ちゃまでアタリを引いたあと、すぐにパチンコ屋に行って2度も大儲けしたのだ。去年の11月は4時間で10.5万円、今回は2回トータル(6時間)で約16.5万円の儲け。(効果が長続きしないのが玉にキズ)

考えてみるとパチンコって気軽だ。入場料はいらないし、着飾る必要もない。これじゃ、カジノなんてめんどくさくて行けねーよ! パチンコなら今のところ税金も取られないしね。もし、賭博が合法化されれば、パチンコ玉やパチスロのコインを直接換金することもできるようになるだろう。でも、そうなった場合は、換金するときに税金を引かれるかもしれない。だとしたら、今のままがいい。<カジノなんていらねーよ派>になっちゃうね、アタシは。

刑法第185条

賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

この「一時の娯楽に供する物」の解釈が1万円から3万円に変われば、パチンコの景品は全然違うものになるだろう。パチンコ景品の上限は、今時わずか1万円なのだ。これが、間接的にパチンコを賭博化の道に走らせてると言ってもいい。

さて、カジノだが・・・

もし、カジノがパチンコのように民間事業になれば監査機関が必要になる。すると、警察OBがウハウハ。おそらくカジノの監査機関には警察OBがゴロゴロというシナリオができあがるだろう。警察は「犯罪が増えるからカジノなんていらない」とは決して言わないよ。むしろ大歓迎だ。

しかし、お台場でカジノが開かれたら、ディーラーが都の職員ということになるかもしれない。つまり、公営ギャンブルの一種として始まった場合はチョット話が違うのだ。地方公務員がルーレットを回したり、バニーガールの格好で飲み物配ったり・・・。そういうこともあり得る。

さて、ここでアタシにとって身近な熱海について考えてみよう。熱海には数年前からアオリイカ釣りでよく行くのだが、表通りに面した大きなホテルがバタバタつぶれてる。今はリゾートマンションも、中小ホテルも青息吐息で、カジノでも作らない限り、活気を取り戻すのは無理っぽい。

もう、「やるっきゃない」というカンジだ。待ったなしだろう。西日本の人は知らないと思うが、熱海って海から眺めるとスゴイ景色なのだ。海面から裏の山まで、真っ白いビルが所狭しと建っている。そりゃーもう、こんな景色が見られるのは、香港と熱海ぐらいだろうな。

景気のいいときは流行っていた。でも、今はガーラガラ。流行ってるのは熱海港の大堤防だけだな。大堤防はいつも人がいっぱいだから、コマセの量も半端じゃない。そうすっと、小魚が集まるからアオリイカも来る。そして当然アオリマンも集まる。

しかし、宿には泊まらない。熱海は団体客用のホテルが多いから、ひとりで安く泊まれる宿はないのだ。釣り客は、せいぜいラーメンを食べて帰るのが関の山で、熱海が温泉街だということさえ頭にないだろう。(日帰り温泉施設も充実してない)

これじゃ大きいホテルほどバタバタつぶれてしまう。もう、カジノ開帳しか手はないと思えてくるね。静岡県知事もマジでラスベガス視察に行ったらしいよ。石原都知事には負けてられないという意気込みだ。

熱海のカジノ招致計画についてはこちら

熱海の施設一覧

しかし、カジノ解禁にはたくさんの問題がある。

★東京や大阪にカジノができたら
不況に喘いでいる地方都市のカジノにわざわざ行く人はいないだろう。すると、国際空港を持たない県の構想は根底から崩れ去る。
★パチンコ業界が黙ってない
当然、出玉換金の合法化を求めてくるだろう。すると、パチンコ屋が少額で時間のつぶせるカジノに早変わり。となると、わざわざカジノツアーに行く人は多くないだろう。
★そもそもギャンブル大国じゃないか
これが「もっともな意見」として大勢を占めるかもしれない。競馬や競輪に掛け金の上限はないからね。

こう考えてみると、カジノを合法化するのは難しい。日本全国にできたら、一時的なブームで終わってしまうはずだ。それを防ぐには、あくまでも特例として日本に1カ所か2カ所だけ認めた方がいいのではないだろうか。

そう考えると作るべき場所は自ずと見えてくる。最初に挙げた候補地の中で「特例」を認めやすいのは香川県の与島だろう。なぜかというと、本州四国連絡橋の累積赤字が道路公団の民営化を著しく妨げているからだ。

そして、もうひとつ。候補には挙がってないが、東京湾に浮かぶ「海ほたる」が第2の候補地になる。

2002年8月21日 毎日新聞 より

川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアライン(一般有料道路、97年12月開通)の累積赤字額が00年度末で約669億円にのぼっていることが、20日、日本道路公団の内部資料で明らかになった。累積赤字は99年度と比べて1年でほぼ倍増しており、収入で金利分すらまかなえない状態となっている。政府の「道路関係4公団民営化推進委員会」は、4公団を複数の民営化会社に再編することを検討する方向だが、不採算路線の象徴ともいえるアクアラインをどこが抱えるかが大きな問題になりそうだ。

どうだろう? 道路公団民営化を妨げる2大路線のド真ん中にカジノを作るのである。そうすれば、道路公団の民営化が進むのではないだろうか?

NEXT に続く