スズメバチ

フランスのバイオレンス映画

2002年10月30日

スズメバチはツチグモを毒で麻痺させ、その体内に卵を産み付ける。そして、孵化した幼虫はツチグモを内部から食べ尽くし、その養分で成長するのである。

ナニ? 「キタ挑戦」の代表は、日本が約束を破ったと言ってきた? これまで「拉致というモノは存在しない」と言い続けてきたヤツが、よくもそんなことを言えるな。しかも、「キタ挑戦」は「アメリカが不可侵条約を結ばなければ、核戦争の危険は現実のモノとなる」とまで言い出しただと? まったくもう、「キタ挑戦」の交渉態度は逆ギレもいいところだ。

日本に対する非道は拉致だけじゃない。日本に大量の覚醒剤を持ち込んだのも「キタ挑戦」。海上保安庁の巡視船を攻撃したのも「キタ挑戦」。日本を飛び越してテポドンを発射したのも「キタ挑戦」だ。これだけ日本に脅威を与えておきながら援助だと? こういうのを「盗っ人猛々しい」と言うんだ。援助を求められる立場かよ!「キタ挑戦」はスズメバチのような悪の枢軸だ。

というわけで、きのうは「スズメバチ」という映画を見てきた。

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実は、映画館にフラッと入ったのが17:24分、上映開始が17:20だったので、『これでいいや』という安易な選択だった。予備知識なんか、ほとんどない。日本映画じゃないとことがわかっているだけだった。

間もなく、スズメバチがツチグモを捕らえるシーンから映画がはじまった。初老の男がテレビを見ているシーンだ。しかし、なんか違和感がある。『言葉が訛ってるのか?』いやいや、そうじゃない。これはフランス映画だったのだ。道理で言葉が聞き取れなかったわけだよ。

最初の30分は、ほとんどセリフがなかった。ドンドン、ドンドン場面が切り替わり、だんだん、だんだん状況がわかっていく。この先は、ストーリーの重要部分なので書かないが、とにかく後半は壮絶な撃ち合いになる。殺らなければ殺られるという簡単な図式だ。途中からは言葉がわからなくても全然関係ない。

とにかく、殺らなければ殺られるんだ!

御都合主義? そんなもん、この際カンケーネェ! 殺るしかねーんだよ! ヤツラは何を言っても通じるような相手じゃねー。飛び交う12,000発の実弾。こ・これは! バイオレンスの極致じゃないか! コンテナ倉庫は、まさにハチの巣状態になった。誰が生き残るか? それは見てのお楽しみさ。ヒロインがなかなかカッコイイぞ。

評価:B-。あれこれ考えず、モヤモヤを吹き飛ばしたい人向き。見終わった直後のインプレッションは C(お暇なら映画の日にでも)だったが、感想文を書いているうちに、いきなり B- にジャンプアップした。

映画って、最初は状況がわからなくてもいいんだね。スターウォーズみたいに最初の字幕で過去を説明するなんてサイテーさ。見ているうちに夢中になりゃ、それでいいんだよ。そういう人向きだから、スターウォーズに高得点をあげるような人は見ちゃいけません。「スズメバチ」は、理屈抜きのバイオレンス映画ダカンネ。理解できないところがイイ!

註:スパイにこのページを嗅ぎつけられないように、文中ではアテ字を使いました。

しかし、この映画は不思議だ。「トリプルX」では映画館を出た途端に現実に引き戻されたのに、「スズメバチ」は一晩寝て、起きてからの方が印象がいいのである。結局アタシは「トリプルX」より、「スズメバチ」をより長い時間楽しんだと言えるだろう。印象点なら「トリプルX」だが、楽しんだ時間なら「スズメバチ」に軍配が上がる。

映画の中には意味不明な部分があっていいのかもしれない。その方が、より印象的になるということが今回初めてわかった。銃撃戦は簡単な図式で誰にでもわかる。殺らなければ殺られるという単純さダカンネ。だから、敢えて理解に苦しむ場面を入れたのだろう。きっとそうだ。その辺がフランス映画なんだ。アメリカ人みたいに単純じゃないんだよ。善が悪を滅ぼすとは限らない。この世は生き残った者が勝ちなんだ。

そうか、だからスズメバチなんだな。最後にようやくわかった。我々日本人もスズメバチにやられないように準備しなければ!

スズメバチ コレクターズ・エディション

スズメバチ コレクターズ・エディション