W杯代表選考

フォワードの人材不足

2002年4月24日

中村俊輔がキリンカップの代表に選ばれた。俊輔はフリーキックの名手として海外でも有名。だが、吹けば飛ぶような体格だから、大型選手の多いロシア、ベルギー戦を考えると出番が限られそうだ。

じゃあ、どういう場面で起用すればいいかというと、0対0で迎えた後半20分過ぎだろう。こういう場面は十分有り得る。前半、三都主を使って相手ディフェンスをヘトヘトにさせ、それでも相手ゴールを割れないときに投入すればいいのだ。そうすれば、俊輔に1回や2回はフリーキックのチャンスを与えられるに違いない。

しかし、何といってもワールドカップで心配なのはフォワードの人材不足だろう。ここに全盛期の釜本がいたら、「日本代表の予選突破は間違いない」と断言できるのだが・・・。今の日本代表に全盛期の釜本を超える選手はいない。釜本は、まったく守備の意識などなかったが、攻撃に欠くことのできない選手だった。ヘディングは抜群に強いし、トラップも足元にピタリ。シュートの弾道は低く、膝から下を軽く振り抜くだけで、相手ゴールを豪快に揺さぶった。

アタシは声を大にして言いたい。「釜本、カミング・バーック!!」

釜本のようなフォワードが存在すれば、俊輔はいらない。釜本がいれば、最後の1分まで0対0でも勝てる見込みは十分にある。アタシは子供の頃、国立競技場のそばに住んでいたおかげでヤンマーの試合をけっこう見ていたが、その頃見た釜本と比べると、柳沢なんて“屁”だし、西沢なんて“イモ”だろう。比べるのが失礼に当たるぐらいだ。

まあ、しかし、前回のワールドカップよりはマシかな? 前回のフォワードは城だったが、あんときはもう、テレビの前で怒り狂っていた。

「バックパスしてんじゃねーよ!」

「ガムかんでんじゃねーよ!」

「ヘラヘラすんな! 戦う気はねーのか?」

「あんなの決めなくて、あ゛ー、もうっ、チックショウー!」

「城、お前もう帰れ! 見たくねーんだよ」

4年前、アタシはテレビの前で、こんなことを言っていた。ホントに頭にキタ。あんとき以来、城は大・大・大キライな選手に成り下がり、スペインに留学したときは、「あんなの、絶対大成しない!」と言い切ったね。まったくその通りになったけどさ。

あと、高原もダメー! あれも根性なし。この大事なときに肺炎+エコノミー症候群ときたもんだ。ワールドカップに出る資格なんかない。ったく、フォワードをどうすりゃいいんだよ。攻撃が最大の防御なんだ。2点取られても、3点取りゃー勝つんだよ。みんな1対0で勝つことを考えてるだろ。ベルギーやロシアは、1対0で簡単に逃げ切れるほど甘い相手じゃないぞ。

それから、日本のフォワードにこれだけは言っておきたい。「ゴールの隅っこ狙って外すぐらいなら、思いっきりキーパーの真正面を狙え!」ゴールを外したら絶対入らないが、キーパーが弾くことだってあるだろ。それに、オマエラのコントロールなら真ん中狙ってちょうど端っこだ。どうも日本のフォワードは、端っこを狙って外しすぎる。もっと強烈に蹴れば、ど真ん中だって入るのにさ。

とにもかくにも、やっぱ、人材不足だな。今のフォワードじゃ、予選突破はキツイ。フォワードが点を取って、はじめて日本が強くなったと言えるんだ。もしも、代表枠に一人余裕があるなら、アタシはプロレスラーの蝶野をオススメする。オフサイドだけ教えて、あとはゴール前に立たせておけばいい。もう、立ってるだけで相手はビビるだろう。その方が“屁”や“イモ”より、なんぼかマシだと思う。