亜麻色のニセモノ

本家かたり熱唱 佐久署が逮捕

2002年8月12日

「亜麻色の髪の乙女」本家かたり熱唱 佐久署が逮捕

<信濃毎日新聞8月7日の記事を要約>

「亜麻色の髪の乙女」で知られる60年代のグループサウンズ、「ヴィレッジ・シンガーズ」の清水道夫さんに成り済まし、「町民カラオケ大会」の出演料として現金十五万円をだまし取った男が警察に逮捕された。

井出容疑者は清水道夫さんの名を語って、スナックなどで歌っていたため、商工会役員らが清水さんと信じ込んで審査を依頼。しかし、カラオケ大会を訪れた清水さんの知人が「面影がない」と気付き、清水さんが所属するレコード会社に井出容疑者の写真を送り、偽者であることが発覚。翌日、大会役員らが問い詰めたところ、井出容疑者は「偽者です」と認めたという。

カラオケ大会は八百人余が参加、地元のケーブルテレビが生中継した。井出容疑者は、ほかの五人の審査員とともに30人余の歌を審査。最後に自らも「バラ色の雲」を歌い、アンコールにこたえて「亜麻色の髪の乙女」を熱唱。同商店会長によると「歌はうまかった」という。

ちなみに、亜麻色ってのはこんな色である。ミルク多めのミルクココアの色と言ったらわかりやすいかな。テレビでカラオケ大会の模様を見たが、犯人が一生懸命観客を楽しませていたので、ブタ箱に入れるのはちょっとかわいそうな気がした。

それでは次にここを読む

すると、「亜麻色の髪の乙女」のことが書いてある。今じゃ、その辺にゴロゴロいるが、ヴィレッジ・シンガースがこの曲を歌った1968年に、亜麻色の髪の女の子がいたら「あいの子」という差別用語で呼ばれていただろう。その頃「ハーフ」という言葉は一般的じゃなかったのである。

これを読んでいる人の中には、オリジナルの「亜麻色の髪の乙女」を知らない人が多いだろう。アタシャ、この事件をキッカケに、はじめて「島谷ひとみ」を知ったが、みなさんは逆で、「ヴィレッジ・シンガース」が初耳って人も少なくないと思う。

シャンプーのコマーシャルを見て、『ああ、リバイバルね』とすぐに気づいたアタシは、オジンと呼ばれてしまうのかな? しかし、ビートルズが初来日したとき、すでに物心ついていたアタシは、今の若者より、ずっと、ずぅーっと優れたメロディーを聴いて育ったのだ。(参ったか!)

ビートルズの曲は、それまで誰も聴いたことがないメロディーばかりだったから、ホントに強烈な印象だったよ。ツン句だの、用水だのが作った曲と比べたら月とスッポンさ。最近の曲は、時がたつとキレイサッパリ忘れちまうもんな。それだけ価値が低いんだろう。

ここで突然、1966年にターイム・スリップ!

小学校の友達に木下君というオボッチャマがいた。木下君の家はビジネスホテルを経営していて、かなり金持ちだったと思う。テレビはでかいし、ステレオも豪華絢爛。パパはなんだかよくわからないが、大きなアメ車を乗り回し、ママは贅肉タプタプのおなかを電気ベルトでゆすっていた。

電気ベルト

ホテルの1階に自宅兼オフィスがあり、アタシたちはステレオのある客間でよく遊んだ。そこには10歳ほど年の離れたオネエちゃんのレコードがたくさん置いてあり、ビートルズのレコードを自由に聴くことができたのだ。

「うちのオネエちゃんねぇ、このあいだビートルズのコンサートで失神したんだってー」

「エッ! なんで?」

「シラナーイ。うちのオネエちゃん、ちょっと変なんだ。こないだねぇ、一日中ビニール袋を持って、うちの中を歩き回ってたの」

「何が入ってたの?」

「んーん、何も入ってなかった」

「じゃあ、なんでビニール袋を持ってたのかな?」

「ビニール袋にねぇ、一日中、オナラをためてたんだって」

「エーッ!」 (`ё´)

「それでね、寝る前にパパのライターでオナラに火をつけてね。クククク・・・・」

「どうしたの?」

「オナラがばくはつして、髪の毛が焼けたのぉー」

ニャハハハハハ・・・・・・

「亜麻色の髪の乙女」から、アタシは「オナラで髪が焼けたオネエちゃん」の話を思い出したのでした。