甲子園伝説

松井選手の今後

2002年8月23日

夏の甲子園で明徳が初優勝。明徳って、今じゃPLに代わって甲子園で一番勝っている学校じゃないかな? 今回はホントに強かった。特に常総学院との試合では、8回裏2死から連続ホームランで逆転だもん。まるでプロ野球を見ているようだ。

明徳といえば、これまでにも横浜高校の松坂が球史に残る活躍を見せた(6点差を跳ね返した)試合、松井を全打席(5打席連続)敬遠した試合などが目に焼き付いているが、明徳が出てくると何かしら思い出に残るドラマが生まれている。

あれは1992年夏、巨人の松井が高校3年の時だった。松井、全打席敬遠。そして星陵高校無念の1回戦敗退。あのとき明徳の馬淵監督は世間から相当キツイ批判を浴びたのだが、アタシの意見はチョット違っていた。

「松井が“甲子園伝説”を作れたんだから、これでイイんだよ」

その頃は、まだ高知に対する贔屓目など持ち合わせていなかったが、『これでイイ』と直感した。“これ”とは、勝つためには何をしてもイイという意味ではない。松井の将来を予感し、名選手にふさわしい“伝説”を残せたと思ったのだ。アタシはバットを一度も振らなかった松井を見て『コイツ、ただ者じゃない!』と思った。

そして今、「これでイイ」という評価の方が正しかったことが証明されている。「高校生らしからぬ」と書いた評論家の方が間違っていたのだ。(高校生らしくないのは松井の方だった)まあ、当時は世の中の9割以上が批判的だったから、明徳側を「高校生らしからぬ」と書いた方が無難ではあったけどね。馬淵監督のおかげで、松井の球歴には甲子園で他に誰もやったことがない、おそらく、これからも誰ひとり達成できない“甲子園伝説”が残ったのだ。今じゃ、松井本人も感謝してるんじゃないの?

さて、その松井選手だが、今シーズン終了後、メジャーリーグに挑戦するのではないかと噂されてる。これまた賛否両論いろいろあると思うが、一応アタシの意見も書いておこう。アタシが一番面白いと思うのは、松井選手が巨人以外のセリーグ球団へ移籍することだ。どれだけの大金が必要かわからないが、出せるとしたら中日かな? 阪神も面白いな。とにかく、これ以上巨人が強くなったら、日本のプロ野球は衰退するだろう。