Dolls の感想

北野武の映画

2002年11月1日

18時頃いつもの仕事が終わり、藤沢から海老名に向かった。今日は1,000円で映画が見られる映画の日だ。日が短くなり、18時で既にあたりは真っ暗。車のテールランプが赤い帯のように並ぶ金曜の夕方だった。

ViNA WALK に着いたのは18:40。上映開始が近いのは・・・えーと・・・【Dolls】か。北野武の映画だな。なんか予告編を見ても何の映画だかわからない。

『いっちょ見てやるか。どうせ1,000円だし』

というわけで、北野武の映画「Dolls」を見ることにした。上映開始までの待ち時間は1階の全国ご当地ラーメン処で潰すことにする。一番混んでるのは尾道ラーメン「柿岡や」か・・・、しゃらくせぇ、ラーメンごときのために店の前に並ぶ気はないぞ。じゃあ、四国の徳島ラーメン「徳福」にしておこう。家系ラーメンは食べ飽きたからね。

2年前、明石海峡大橋、大鳴門橋を渡って四国入りしたとき、真っ先に食べたのが「巽屋」の支那そばだった。

『あのときはスープの色に驚いたよなぁ』

でも、「徳福」のスープは、それほど濃い色をしていなかった。

『まいうー!』

徳島より高いけど、味はなかなか。実は全国ご当地ラーメン処で「むつみ屋」の次に繁盛しているのが、この「徳福」なのである。

『えーい、お土産も買っちゃおう』

アタシはお向かいの拉麺ストアで徳島ラーメンを1箱買ってから VIRGIN CINEMAS で「Dolls」を見た。

*拉麺ストアは2003年5月に閉店しました。

一緒に50人ぐらい見ていたが、クレジットロールが終わっても誰ひとり席を立たなかった。場内が明るくなり、さらに20秒ぐらいしてから、やっと立ち上がる人がチラホラ。

そう。立ち上がれないんだ。しばらくそこにたたずんでいたくなる。それに、誰ひとり場内が明るくなっても、しゃべりはじめなかった。黙って、ノロノロと立ち上がり、出口に向かうのみ。

内容は一切言わないことにしよう。見る人によって感じ方は様々だと思う。ある意味、これはスゴイ映画だ。コミック好きのアメリカ人には受けないだろう。でも、それでいーんだ。我々日本人にわかれば。

評価:A-。(賛否両論間違いなしだが、アタシは満足)

今日は、どの映画も1,000円で見られる日。この日に見たということは、アタシの期待度が低かったのがわかってもらえるだろう。でも、北野武はアタシの予想を見事に裏切ってくれた。

これは「脳裏に光景を焼き付ける映画」と割り切って見るとけっこういい点を付けられるのだ。でも、ストーリーに期待した人は酷評するかもね。意見は当然分かれるだろう。この映画は理解できる人とできない人で評価がハッキリ分かれると思う。

最後に一言。この映画は、津名町(淡路島)、観音寺市(香川県)などでロケしている。なかなか美しいよ。きっと想像力を刺激されると思う。文系・芸術系の方にオススメ。逆に理数系・体育系の方にはオススメせず。

Dolls[ドールズ]

Dolls(DVD)

「映画の日」についてはもう一話あります。