マイノリティー・リポート

誰でも逃げる?

2002年12月12日

まず、この映画の見所

2054年の世の中では、街のいたるところに網膜チェック機が設置されている。網膜の模様は、ひとりひとり違うので、個人を特定する手段として用いられているのだ。

だから、犯罪者が地下鉄に乗ったりすると、警察に居場所を知られてしまう。それから、壁面の広告にも網膜チェック機が付いていて、広告に目をやると「○○さん、××はいかがですか?」なんて宣伝文句が流れる。

とにかく、この映画の中には、たくさんの企業広告が出てくる。TOYOTA、PEPSI、ギネスビール、GAP、アメックス・・・

これをプロダクト・プレイスメントと呼ぶらしいが、マイノリティー・リポートは、企業からの広告収入だけで30億円も回収したそうだ。特に TOYOTA は未来の車のデザインでも参加しているし、GAP は店舗が映画に登場したので宣伝効果抜群だろう。そう言えば、トリプルXでは SONY がスポンサーで、登場人物が VAIO やサイバーショットを使っていた。

スピルバーグ監督とトム・クルーズのギャラだけでも大変な金額だから、それも仕方ないのかな。まあ、この映画の中では、ストーリーと関係があるから許せる範囲と言えるかもしれない。でも、かなり露骨な宣伝にも見えるよなぁ。

その他、気になるところ

プリコグの人権はどうなってるの?(これ以上はネタバレになるから書けないけど)

プリコグの見る夢は、なんで範囲が決まってるの?(不思議なんだよね)

なんでわざわざ赤いボールを作るの?(見た目が面白いから?)

細かいところを気にしだすとキリがないが、それにしてもねぇ。ちょっと本がいただけないのよ。アタシはプロダクト・プレイスメントをガシガシやりたいから、この作品を選んだと見ているんだ。

評価:B+。これは是非みんなに見てもらって、いろいろ語り合いたい作品。ストーリーは中途半端だが、映像は面白く仕上がってる。いくつの企業からスポンサー料をもらったか、数えてごらん。きっと面白いよ。