WEB 関連の外来語

わかりにくい外来語の言い換え

2002年12月29日

12月25日、国立国語研究所が分かりにくい外来語の言い換え案を発表した。今回は、63語を対象としているが、ここでは WEB 関連の言葉にスポットを当ててみたいと思う。

アクセス【情報・市場などの場合】

接続(する)。接近(する)。利用(する)。参入(する)。

コンピューターに関わる分野では、「接続して利用すること」を一語で言い表すのに使われる。

※単に「接続」と言い換えられる場合もある。

(例)「アクセスが悪い」→「接続が悪い」

ただ、アクセス権と言う場合は「接続して利用する」ことを意味しているので、単純に言い換えられない。

アクセス【交通などの場合】

交通の便。交通手段。到達手段。

(例)「アクセスが悪い」→「交通の便が悪い」

※交通や到達手段を言い表す場合、アタシは「アクセスが悪い」と言わない。「交通の便が悪い」と言っている。これは完全に言い換えるべきだろう。

アメニティー

快適性。快適さ。心地よさ。

※完全に日本語で言い換えた方がいいと思っている。必要性を感じない。

インタラクティブ

双方向の。双方向性。双方向的。

※この言葉は、意味を知らずに使っている人が非常に多い。WEB ページにアニメーションやムービーが多用されていれば、それだけでインタラクティブだと思い込んでいるようだ。アタシは「インタラクティブ」という言葉を使わないで「読者参加型」という言葉を使うことがある。

インパクト

衝撃。影響。

※「衝撃」や「影響」で言い換えられない意味で使っている。たとえば「インパクトがない」は、単純に「目立たない」。あるいは「新鮮味がない」や「心を動かす何かが足りない」という意味で使っている。したがって、この言い換え案は疑問視している。

コンテンツ

(インターネットや電子媒体における)情報内容。内容。

※アタシの場合、コンテンツという言葉は普段使わない。時と場合によって「情報」、「項目」、「記事」、「目次」、「内容」などを使い分けている。また、QuickTime ムービー、FLASH というように、具体的な内容で言うことが多い。

この言葉は、伝わらない確率が高いので使用を避けている。

(デジタル放送における)番組

※これは、単純に「番組」と言い換えるべきだと思う。

セキュリティー

安全性。安全対策。保安。

(例)「サイバーセキュリティー」→「インターネット社会の安全性」

※この言葉は完全に日本語で言い換えた方がいいと思っている。でも商品名までは変えられないから残るだろう。

バリアフリー

障壁除去。

体の不自由な人でも、生活に不自由がないよう障壁や障害を取り除くこと、あるいはその状態。

※これは非常によく使う言葉で、「障壁除去」と単純に言い換えにくい。特に WEB ページにおけるバリアフリーは、「歩道と車道の段差をなくすこと」、「階段をエレベーターに換えること」、「エレベーターのボタンを上下二段にして、車椅子に乗った状態でもボタンを押しやすくすること」、「駅や歩道の盲人用ブロック設置」などとは、かなり意味が違っていて、見た目でその良さがわからない場合もある。

例えば・・・

庄治郎丸トップページ(その1)

庄治郎丸のトップページを大きな文字で見た場合

フォントサイズ16、フォント解像度72dpi、モニター解像度1280×1024(全画面表示)、Internet Explorer 5.2.2 for Macintosh で文字を最大に設定したときの見え方。

庄治郎丸トップページ(その2)

庄治郎丸トップページを Windows の標準設定で見た場合は、こんなカンジ。

フォントサイズ12、フォント解像度96dpi、モニター解像度1280×1024(全画面表示)、Internet Explorer 5.2.2 for Macintosh で文字の大きさを(中)に設定したときの見え方。

このデザインはバリアフリーの一種である。最近は、大画面モニターが普及したおかげで、フォントサイズを大きくして WEB を見る人が多くなってきた。そういう場合、ページの横幅を固定してしまうと、フォントサイズを大きくしたい弱視の人や高齢者に対して不親切なページになってしまうのだ。

※お笑い釣り日誌については、既に2002年版以降を横幅フリーで書きはじめている。それ以前のものに関しては、現在、内容の見直しを含めて改修中。

リニューアル

店舗などの場合:改装(する)。住宅などの場合:改修(する)。商品などの場合:刷新(する)。

※WEB ページの場合は「改装(する)」あるいは「改修(する)」を使うべきだろう。パチンコ屋も「リニューアルオープン」じゃなくて「新装開店」でいいじゃないか。適当な日本語があるんだからさ。