釣り業界の衰退と人口ピラミッド

次のブームを呼び込むために

2003年1月28日

いよいよアオリイカブームにも翳りが見えてきた。いろいろ調べたところ、インターネット上に、いくつか数字的根拠が見つかったのだ。これにはまず、今シーズンあまり釣れていないのが大きく影響しているのだろう。2度、3度と立て続けにボウズを食らえば、仲間の少ないブーマーは、すぐに飽きてしまう。それに、雑誌もアオリイカのことを少々書きすぎてネタ切れ気味。あとは今年の冬が厳しすぎるのも影響しているだろう。いずれにしろ一時より下火になったことは間違いなさそうだ。

さて、次に来るブームは、いったい何だろう? 初心者にも適当に釣れて、流行りそうな釣りってあるだろうか? 答えは Nothing である。もう何も浮かんでこない。そもそも初心者が少なくなっている。

ここ数年で釣り人口は激減した。いや、釣りだけじゃない。アウトドア・スポーツ全般の人口が減っているはずだ。ドンドン若者の人口が減っているわけだから、初心者が少ないのも当然と言えば当然だろう。

今の若者は子供の頃からテレビゲームに親しんでいる。だから、外に出ることすら億劫と感じる者も少なくない。おまけにゲームやケータイに金をつぎ込むから、釣り道具を買う気も起こらないのだ。

釣り道具屋で子供を見なくなって久しい。昔は三が日を過ぎると、お年玉をもらった子供達が釣り道具屋にたくさん来たものだが・・・・

人口ピラミッド

これを見ると、日本の先行きが相当暗いことがわかる。そろそろ第二次ベビームーマーの子供達が一山作ってもおかしくない時期なのに、新生児の増加が見られない。もう、すでに人口ピラミッドと言うには形が崩れすぎているしね。

このままいくと、日本の人口は第二次ベビームーマー世代の子作りがしゅーりょーする2006年から2007年にピークとなり、以後は毎年減少して2050年頃1億人になるだろうと言われている。そして、人口ピラミッドはピラミッドとは似ても似つかないキノコ型になるのである。

じゃあ、どうする?

とりあえず、釣具メーカーや釣具屋は、第一次ベビームーマーにターゲットを絞り込むべきだろう。この辺の人達は金も持っているし、十分余暇もある。それに毎日家でゴロゴロしていると奥さんがうるさいので、週に1度ぐらいは外へ出て遊ばねばならないのだ。そこで最も適当な釣りは何かというと、堤防釣りか船釣りだ。特に船釣りは電動リールという便利な物が使えるので、オススメである。

じゃあ、若者の興味を惹起するにはどうすればいい?

それには、釣りバカ日誌みたいな人情ドラマじゃなくて、もっと釣りをやりたくなるような主人公がカッコイイ漫画や映画をヒットさせなければならない。何か社会現象でも巻き起こすような作品をね。例えば【釣りキチ三平】のような作品が必要ってことだ。

ちょっと、真剣に考えてみるか。誰も作らないなら、今がチャンスかもしれない。