アカルイミライ

デジタルハイビジョンレコーダーの巻

2003年1月29日

予告編の音楽が好きだったので映画アカルイミライを観に行きました。最後に流れる主題歌がイイデスネー。シネコンの大きなスクリーンで観たので、ちょっと画像の荒さが目立ちましたが、それも狙った効果だったのかな?

オダギリジョーの演技は初めて観ましたが、なかなか良かったです。浮浪者みたいな役ですが、退廃的で、ムシャクシャしてて、やり場のない無力感がよく出ていました。演技力ありますね。ルックスもイイし、今後に期待しますよ。

浅野忠信はケータイのCMで知ってましたが、あの素っ気ない演技ぶりはCMそのままのキャラクター。「行け!」のサインを残して呆気なく去っていく守(まもる)。ちょっと怖いけど、あり得ます。池田小事件の宅間守とダブりました。

おしぼり会社の社長は55才。団塊の世代ですが、ああいう人、確かにいますね。競争時代を夢中で生きてきたから、他人の心の中が読めないんです。監督が描きたかったキャラクター、わかりますよ。場の空気が読めない人、自分のことしか考えてないオバタリアン。ああいう人が団塊の世代で特に目立つのです。

そして、守の父、藤竜也も団塊の世代。アカルイミライに逆行するリサイクル業を営む初老のオッサン役ですが、まるで逆だからこそ、アカルイミライを感じさせてくれたと思います。

さらに、何も考えてない赤クラゲや、退廃的な今風のファッションがモチーフとして使われていて、とても面白い映像でした。今回の評価は100点!(この評価は、あくまでも個人的なものですよ)

実は、映画がはじまるまで小一時間ヒマだったので、運試しのつもりでパチスロをやったんです。そしたら、猛獣王が台爆発して千円札が16万6千円に化けちゃったワケ。おかげさまでデジタルハイビジョンレコーダーと新しいタイヤ4本が手に入りました。

(^⊥^)v

黒沢監督、それからヴァージンシネマズの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、またとないグッドタイミングを手に入れることができました。アタシはデジタルハイビジョンレコーダーでアカルイミライを手に入れました。この映画を観た人全員にアカルイミライがあるといいですね。

デジタルハイビジョン DVD+HDD レコーダー

しかし、この映画は観る人によって感想がバラバラになるでしょう。全く面白くないと思う人もいるはずです。アタシも何の気なしに観たら、「つまらない」と一言で済ませたかもしれません。恩義があったから、いいところを探したんです。

よく考えてみると、日本人の世代間ギャップがうまく表現されてるんですよ。今の若者って、自分が気に入らない人間に対してモノスゴク冷酷でしょ。2ちゃんねるなんかイイ例です。決して他人をユルサンのですわ。アタシも経験ありますけど、元凶を自分で作ってるくせに、逆ギレしたらトコトン治まらないのです。(2ちゃんねるで鬱憤晴らしをして、実際に人を殺さないだけマシだが)

ああいうのをキレやすいって言うんでしょうか。これは、アカルイミライを信じられない世代に起こりがちな現象だと思います。今、アタシぐらいの世代は、団塊の世代とアメリカナイズされた世代のちょうど中間にいるわけでして、モノスゴーク世の中を冷静に見られる・・・というか、すべての世代を理解できる繋ぎ役ってカンジがします。

映画の中では我々の世代が抜けてますが、どの世代の人も騙されたと思って、観てごらんなさい。でも、アカルイミライの「夢」を見たいと思わないでよ。映画の中にアカルイミライは全く描かれていません。かなり暗い話ですからそのつもりで。アカルイミライは個々の心の中にあるモノだから、映画の中で描く必要はなかったんですよ。そう考えて観れば、「なるほどなるほどなるほどー」と頷くはず。

そして、藤竜也が最後の方で言う「俺は許す」という言葉がジーンとくるはず。まさにまさに、このセリフのためにあるような映画。だから、このセリフの意味がわからなかったら、すべてパーなんだ。あ、それから、映画を観る前に「運試し」を是非やってみて。なにか事件が起こるかもしれないから。

それにしても、日本の映画は独特だね。観る人によって全然違った感想になる。ハリウッド映画と違って、メッセージがわかりにくい。だけど、深く考えると面白かったりするんですわ。ある意味、これは日本映画を象徴するような作品でしょう。万人受けは全く狙ってません。

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