ガソリンスタンド
なんでバタバタ潰れるの?
2003年3月21日
最近、イラク問題でガソリンが値上がりしたよね。近所にセルフスタンドができた人は、自分で給油するようになったんじゃないかな?
それにしても、ここ2, 3年の間にガソリンスタンドがバタバタ潰れたのはなぜなんだろう?うちの近く、特に厚木市や伊勢原市では2000年頃からたくさんのガソリンスタンドが潰れた。多分、家から半径10キロ以内だけで10件は潰れているはずだ。
コンビニもけっこう潰れたけど、ガソリンスタンドほどじゃない。いったい、なんでこんなに潰れるの? 不景気でガソリン需要が減っているのは確かだけど、急に需要が半分になったワケじゃない。こんなにバタバタ潰れるのは、やっぱり変だ。どうも納得がいかない。
そこでアタシは、検索を利用して理由を探ってみることにした。様々なページを読んで、わかったことを箇条書きにしてみよう。
- 戦後、日本政府はガソリン価格を統制し、厳しい出店規制をしてきた。(これは、「ガソリンスタンドに価格競争をさせたら混ぜ物するだろう」という時代に合わない論理によるものだった)
- その結果、ガソリンスタンドはコンビニのような過当競争に長期間さらされず、バブルの頃はレギュラーガソリン1リットルあたり20円ぐらいの粗利を確保していた。
- 1リットルあたり20円儲かっていた時期は、サービスデーにティッシュや卵を添付しても十分商売になっていたことを思い出してもらいたい。1リッターあたり20円の儲けは、かなりボロい儲けだったのだ。
- ガソリンスタンド経営者は左うちわだった。→放漫経営→株やゴルフ場会員権で大損。このパターンで潰れたところも多いらしい。
- 最近になって出店規制がゆるみ、異業種からの参入が認められたり、セルフスタンドが許可されるに至った。
- 不況とセルフスタンドの出店ラッシュにより、現在ではレギュラーガソリン1リットルあたり、10円の粗利も確保できないスタンドが大半になっている。
- セルフスタンドは既に全国で2000店を超え、今年中にも2500店になろうとしている。ガソリン元売り会社も、最近はセルフスタンド出店に積極的で、ガソリンスタンドの価格競争は、ますます激化している。(セルフ店とフルサービス店の価格差は、全国平均で1リッターあたり3円の差しかない。これでは余分なアルバイトの人件費が出るわけがない!)
- ここ20年間にガソリンスタンドの収益源だったオイル交換、ワイパーゴム、ガソリン添加剤、タイヤなど、ガソリン外消耗品のシェアがカーケア・ショップ(オートバックスなど)によって半分以上奪われた。
- コイン洗車場の進出や車の買い換えサイクルが鈍ったことにより、洗車需要も食われている。しかも、最近は不況の影響でクルマをガソリンスタンドで滅多に洗わない人が増えているらしい。(ガソリンスタンドでの洗車代を節約すれば、親子がマクドナルドで腹一杯)
- ここ2, 3年、フィット(ホンダ)、ヴィッツ(トヨタ)、マーチ(日産)、デミオ(マツダ)、コルト(三菱)など、ガソリンを食わない小型乗用車が売れ筋になってきた。
- 銀行の貸しはがし、貸し渋りの影響で満足な設備投資もできない。
なるほど、そうだったのか。これでみんなもわかったね。
そう言えば、思い出したぞ! まだガソリンスタンドが十分儲かっていた頃、ガソリンスタンドの客引きで驚いたことがあるんだ。皆さんもスタンドのアルバイト青年が店の前でチェッカーフラッグを振っているシーンを見たことがあるだろう。でも、アタシが見たガソリンスタンドのアルバイトは、もっと凄かったのだ。
あれは、15年ほど前だったと思う。アタシは岩手県の盛岡市内を走っていた。その日は寒くて、路面がツルツルという状態だった。道の左側に真新しいガソリンスタンドが見えてきた。アドバルーンが上がり、店の前には何人かアルバイトの女の子が並んでいた。
アタシが店の前に差し掛かった、と・そのとき!! 店から突然ライオンが飛び出してきた。
「エーッ!」 (`ё´!
アタシは驚いて思わず急ブレーキを踏んだが、クルマはスリップして止まらない。ホントに、あやうくアルバイトの青年を轢き殺しそうになってしまった。ライオンの着ぐるみを着て、ティッシュがいっぱい入ったカゴを持った青年を・・・。
今は昔の話である。
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