デアデビル

日本とアメリカ、ヒーローの違い

2003年4月18日

仕事が早く終わったので、久しぶりに海老名の ViNA WALK へ出掛けて映画館に入った。

ビナウォーク(海老名)

海老名の ViNA WALK

デアデビルは、アメリカンコミックそのものというカンジだが、バットマンとスパイダーマンの中間的コスチュームは、あまり身軽そうに見えず、どちらかと言うとダサかった。全身をダークレッドの皮ツナギで包んでいるのだが、皮が分厚いから鈍重に見えるのだ。それに、あんな物着てたら真夏は暑苦しくてしゃーない。とてもじゃないが戦えないだろう。

「夏服あるのか?」と問いたい。

それに設定も変なんだよ。どんな液体が入っているのか知らないが、ステンレスの棺桶のようなバスタブに浸かりながら眠るんだよね。まあ、どうして視力を失ったのか、見えないのにどうして超人的な戦いができるのかって説明は、映像でわかるんだけどさ・・・

で、内容だが、勧善懲悪の復讐劇かと思って見てたら「私はいい人」なんて突然言い出して、極悪人にトドメを刺さないんだ。イラク戦争にたとえると、サダム・フセインを追いつめながら、わざと逃がしたようなカンジ。これがどうもねぇ、スッキリしないのよ、日本人のアタシとしては。

観客が『続編はなくてもいいから、派手に決着つけろ!』と思っているのに、「続編もありますから」・・・みたいなエンディングになってるワケ。日本人は、怪獣のように非現実的な敵役に慣れているから、敵は殺して当たり前でしょ。怪獣なら殺しても罪悪感がないもんね。

デアデビルの場合は、昼間、弁護士をやってるから無闇に人を殺せないらしいんだよ。そんなややこしい設定にするから、葛藤に苦しむんだな。そういうのもコミックならイイかもしれないけど、映画の場合はスッキリ一話完結にしてほしかった。

ヒーロー像としては特殊でオモシロイんだけどね。例えばバットマンは大金持ちで、暇つぶしのためにヒーローをやっているようなカンジでしょ。サンダーバードもそうだね。大金持ちが政府に関係なく家族ぐるみで国際救助隊を運営している。

そして、スパイダーマンやスーパーマンは超人。でも、デアデビルは超人はおろか、ハンデキャッパーだし、貧乏人相手で、まともな弁護料をもらってないから金銭的にも恵まれてない。その辺の設定は新しいヒーロー像として納得できるモノがあるんだけどね・・・、残念ながら、映画だとスカッとしないんだよ。

まあ、おそらくこういうのは「2」を作ってもダメだろう。「1」がダメだもん。悪役の中ではコリン・ファレル(テニスプレーヤー、アンドレ・アガシのそっくりさん)がチョットいいけど、肝心のヒーローが中途半端じゃね。