まげ切った松浪健四郎

許してちょんまげ

2003年4月22日

保守新党は21日午後、暴力団組員(当時)が会長をしていた建設会社による私設秘書給与肩代わり問題について、松浪健四郎衆院議員が衆院政治倫理審査会(政倫審)で弁明することで収拾を図る方針を決めた。本人の意向に従い、松浪氏の党役職も停止した。

これを受け、松浪氏は国会内で記者会見。トレードマークの「ちょんまげ」を切って、黒髪をオールバックにきちんと整え、「もう一度、生まれ変わらなければ」と頭を下げた。(sanspo.com より)

「許してちょんまげ」って、どこかで聞いたようなギャグだね。漫才師ならいざ知らず、国会議員がこんなイッパツ・ギャグで許されるのだろうか?

疑問がいろいろ出てきたので、ちょっと調べてみた。

漢字の問題

政治資金規正法・・・これが正しい綴り。Google で10,100件ヒット。現在使っている ATOK 15 ではこちらが出る。Mac に標準装備されている「ことえり」でも大丈夫だった。

政治資金規制法・・・これは誤りだが、Google で521件ヒットする。「せいじしきんきせいほう」と続けて入力した場合にこちらが出たら、その日本語入力システムは捨てた方が良さそうだ。おそらく「せいじしきん」「きせい」「ほう」と区切りながら変換しない限り、こちらは出ないと思うが・・・

何が問題?

暴力団と関係したことが問題なのだろうか? それとも、秘書給与を誰かに肩代わりしてもらうことが問題なのだろうか?

これはもちろん、両方問題である。だが、後者だけなら許されるレベル・・・なのかもしれない。大リーグに暗黙のルールがあるように、永田町にも暗黙のルールがあるのだ。

しかし、国会議員になろうという人は、当選前から「やっちゃいけないこと」ぐらい勉強しておくべきだろう。また、党としても新米議員には当然指導すべきことだと思うし、不正が発覚した場合は厳しく処分すべきだ。(同じ穴のムジナだから、そんなことできないってことだろう)

公設秘書は3人

国会法132条に定められた特別職国家公務員。各国会議員は第1秘書、第2秘書、政策秘書の3人を置くことができ、給与は国から支給される。給与には経験年数などによって等級があり、月32万〜67万6千円。

社会党の辻本元議員の場合、政策秘書の名義を借り、国から支給された給与を何人かの私設秘書の給与に充てていたことが問題にされた。(本人の弁を借りると、一種のワークシェアリング)

これは辻本議員が五月蠅かったので、誰かがチクったのだろう。辻本議員は「そんなこと、他の人もやってるやん!」と大声で言いたかったと思うが、それをしたら社会党が党ぐるみで秘書給与を誤魔化しているのがバレてしまうので、泣く泣く議員バッジを外すことになった。

じゃあ、どうすればいいかというと、秘書給与として配分する金額を法律で定めてしまえばいいのである。例えば議員一人あたり毎月200万円というように金額だけ決めればいい。

そうすれば市民団体から当選したような議員は、20万円で素人の取り巻きを10人雇うことができる。また、身の危険を感じている議員の場合は、ボブ・サップのようなボディーガードを月100万円で2人雇い、常にサンドイッチの“具”状態で表を歩けばいい。

配分する金額だけ決めて、どのような人を雇うかは議員に任せるのである。その方が今よりずっと現実的で不正が起こりにくいだろう。