2003年6月13日
前作を見てないのに十分楽しめた。CARRIE-ANNE MOSS(Trinity)が最高にカッコイイ。特にバイク・アクションが気に入ったね。カメラが車と車の間をすり抜けるのはわかるけど、車の下までくぐり抜けてバイクを追うんだ。こんなシーンは初めて見たよ。
でも、キアヌ・リーブス(Neo)は、あまりにも漫画的だった。もちろんカッコイイけど、ワイヤーアクションがしつこい。スーパーマンなんだから、もっと素早く雑魚を片付けてもいいだろう。欲を言えば、1分ほどカンフーシーンをカットしてほしかったな。山田洋次監督が【たそがれ清兵衛】の殺陣シーンをギリギリまでカットしたのを思い出した。あれは誰が見ても長過ぎず、かといって短か過ぎもしない絶妙の長さだった。あれぐらいが日本人好みなんだけど・・・。
上映時間は2時間14分と長い方。だが、クライマックスが少なくとも3度あるので最後まで飽きない。途中、トイレに立っても良さそうなシーンがあるのも、ちゃんと計算しているんだろう。息つく暇のないクライマックスが長いから、謎解き部分をちょっと犠牲にしてでもクライマックスに備えた方がいいね。
アタシは上映時間まで30分ほど時間が空いたので、コーヒーを飲んだのが失敗だった。多分、あと10分長かったら我慢しきれなかっただろう。モジモジしてたら突然終わってホッとしたぜ。(尻切れトンボに、ちょっとガッカリした人もいるだろうけど・・・)
音楽もいい。衣装もバツグン。イスがブルブル震える重低音がとても効果的なので、必ず THX で楽しみましょう。これを観て完結編を観ない人はいない。11月まで生きてさえいれば。
最近、車の中で練炭を焚いて集団自殺する若者が多いけど、「MATRIX を観てからでも遅くない」と言いたいね。この映画を観れば『もうちょっと長生きしよう』と思うだろう。次回作まで3年も待てとは言わない。たった5ヶ月でいいんだ。次の完結編を観て、もしガッカリしたら、そのとき改めて自殺を考えればいい。
要するに、「生きている理由」なんてなんでもいいんだよ。「MATRIX の完結編を観るまでは死ねない!」なんて理由でもイイの。
そうそう、前作を見てないのに、どうしてアタシが2作目をすんなり受け入れられたのかを説明しておこう。それは、去年の夏のコラム【タマちゃん(小さな冒険者)】の中に書いてある。仮想世界と現実を行き来することは、現代でも十分可能なのだ。
MATRIX なしに生きられない人間と、Final Fantasy XI にどっぷり浸かって、スクウェアという会社なしに生きられなくなったゲーマーは、ほとんど同じなのだよ。スクウェアの魔手から解き放たれるためには、Play Station や Windows マシンを破壊して、現実の世界で生きる決意をしなければならないのさ。
だから、実際にもう、MATRIX に近い世界が日本に存在するんだ。MMORPG のやりすぎには、くれぐれも気をつけろよ。
蛇足:映画の中で MATRIX は、メィトゥリクスと発音されています。だから、外国人にマトリックスと言ったら通じないかもしれません。ついでですが、Neo もネオじゃなく、ニオに近い発音だったことを付け加えておきます。