ソラリス

映画の人気を計るバロメーター

2003年6月24日

ヴァージンシネマズ(特に海老名)の時間割を見ていると、映画の人気が手に取るようにわかる。人気がない映画は、ロードショー1週間後から時間割をバッサリ削られてしまうのだ。それはもう、ハッキリしていて、温情などカケラも見られない。

【スパイ・ゾルゲ】なんか、1週間で夜の部をカットされたから、若者に敬遠されていることが丸見えだ。それから、広末涼子主演の「恋愛冩眞」はもっとヒドく、たった1週間で、1日1回の上映に減らされている。ということは、広末涼子も過去の人なのだろう。最近CMでも滅多に見なくなったし・・・

現在は【MATRIX RELOADED】に人気が集中しているから、他は苦戦を強いられて当然かもしれない。が、しかし、それにしても、広末の落ち目はハッキリ、クッキリだ。このまま消えちゃうかもしれない。なにかド派手なことか破廉恥なことでもやらかさない限り。

去年からじっくり観察しているが、ヴァージンシネマズ海老名の時間割が実際の人気から外れたのは「たそがれ清兵衛」しかない。これはなぜかというと、海老名で映画を観る人の平均年齢がかなり若いからだ。おそらく単純平均すると20代中盤になるだろう。高校生がとても多いから、平均年齢がグッと下がるのである。

新しくできたヴァージンシネマズ六本木も比較検討してみるといいかな。おそらく六本木の場合はビジネスマンも多いはず。ということは、夜の部が勝負だろう。夜の部を1週間で削られるようなら不人気決定と見て間違いない。

話は変わるが、今日は映画【ソラリス】を観てきた。

これはSF映画で、宇宙ステーションが主な舞台になっている。原作を読んだ記憶があるのだが、こんな話だったかな? まったく初めての物語のように感じた。

登場人物がとても少なくて、男二人、女二人の他は出番もセリフもほとんどない。非常に地味な映画で、悪者や怪物が出てこないからアメリカでは不人気だったようだ。

どういう映画か解説するのは非常に難しいが、敢えて言うなら「現実とは」「地球とは」「永遠とは」「愛とは」「死とは」・・・などの哲学的なテーマだったような気がする。

この映画は観る人によって、感想が全く違うだろう。観て楽しむと言うより、映画を見終わったあと、いろいろ考えるのが楽しい映画というカンジだ。

とにかく不思議だらけ。映画そのものはね。何を言いたいのか良くわからないし、見たものの中で、何が現実なのかも良くわからない。いったい地球上で起こっている事って、現実なのだろうか?

もしそうだとしても、広い宇宙には、人間の想像をはるかに超えた世界があるのではないだろうか? 死に支配された世界の他に、とても地球上の言葉では言い表せない何かが・・・

地球上での存在意義すら吹っ飛んでしまう何かが・・・

まあ、いろいろ考えることはできるけど、この映画は難解で派手さもない。恐らく日本でも不人気で終わるだろう。アクションや派手なバーチャルリアリティーを期待するなら見ない方がいい。

6月28日 追記

案の定、公開後1週間で【ソラリス】はレイトショー(1,200円)の1回に時間割を減らされた。