2003年9月15日
この映画・・・、途中、ところどころ無音になるシーンがある。そこかしこで“フゥーッ”と安堵の溜息、そして肩で深呼吸。周りの息づかいが荒いのがわかった。次なる邪悪なシーンに備えるために、みんな準備しているのだ。アタシも迫り来る恐怖に打ち勝つため・・・、動悸を抑えようと必死に息を吸い込んだ。
ある事件から28日後...(この点々が異常に怖い!)
Hello! Hello! Hello!
どんなに呼びかけても、誰も応えない........................
ロンドンの繁華街に誰ひとりいないんだよ。こんなシーン、日本じゃ撮れっこない。【HERO/英雄】みたいに大勢のエキストラに凝った衣装を着せるのも無理だが、レインボーブリッジさえ封鎖できない日本では、誰もいない銀座のシーンなんか撮れっこないだろう。ロンドンっ子はスゴイな。1本の映画にリアリティーを与えるため・・・、たったそれだけのために普通ここまでやるか?
脱帽だよ、まったく。イギリス人の茶目っ気には参った。
何しろ感染スピードが速いのだ。わずか10秒で発症する恐ろしいウィルス。潜伏期間なんかありゃしない。たった4週間でイギリス人のほとんどが・・・ああ、この先はあまりにも邪悪で言えやしない。とてもじゃないけど言葉じゃ言い表せないよ。あなたも観るしかない!
家に帰ってから、アタシャ思わず検索に走ったね。Google の窓に「イギリス」「人口」と打ち込んでエイヤッ!
このページ凄いな。早速お気に入りに追加しておかなくちゃ。先進国とアジア諸国のなんでもランキングが見られるんだ。イギリスの人口は・・・えーと、えーと・・・約6千万人か。日本人の約半数だ。それがわずか4週間でこんなことになってしまうなんて・・・。
でも、ロンドンっ子の馬鹿げた協力のおかげで、冷静なアタシでさえ、とてつもなく異常な世界に引きずり込まれた。冒頭の出来は誰が何と言おうと A クラスだね。誰が何と言おうと。ここまで来たら、誰だって先を見たくなる。いったい結末はどうなってしまうのか?
そしてラスト
ANOTHER ENDING バージョンには2種類のエンディングが用意されている。最初のエンディングが終わったあと、エンドロールが約4分流れ、そのあとにもうひとつのエンディングが約4分追加されている。もちろん、これは最初に予告されているから誰も席を立たない。
エンディングがひとつしかないバージョンをすでに観てしまった人・・・ホントにホントにご愁傷様。ANOTHER ENDING バージョンなら3倍楽しめるよ。なぜ3倍かというと・・・、自分なりに3番目のエンディングを考えたくなるからさ。どうしても考えずにはいられなくなる仕掛けなんだ。
これは珍しく考えさせるホラーだよ。最初のエンディングだけしか観てない人にとっては、タダのホラーだけど、ANOTHER ENDING のおかげで、完全に先が見えなくなってしまう。だから ANOTHER ENDING の方が3倍優れているんだ。でも、チョット待て! もしかすると納得のいくエンディングは、アナタ自信で作るしかないのかも・・・。
さて評価だが...
ANOTHER ENDING を2週間後に公開するという手法が面白いね。ちょっと詐欺みたいだけど・・・。総合評価は B+ にしておこうかな。アタシ的には【HERO(英雄)】より衝撃度が高かった。単なるホラーにしなかったところがエライ! 低予算にしては面白いぞ。
怖がりさんも誰かを誘って是非見に行きなさい。多少は血が凍ると思うけど、おぞましさはエクソシストほどじゃない。最近のでは、【THE RING】ぐらいの怖さだと思えばいいだろう。この映画の良さは「怖さ」より「考えさせてくれる」ことなのだ。
【28日後...】(公式ホームページ)
追加情報!
ついに MATRIX REVOLUTIONS の予告編公開! なんとなんと、今度のエージェント・スミスは100人どころじゃないぞ。ショエー!
28日後…(DVD)