「阿修羅のごとく」の感想
灯油の買い出し
2003年11月12日
だいぶ寒くなったので、今日は灯油の買い出しに行ってきました。うちはけっこうたくさん灯油を使うので、最低でも一度に90リットルずつ買うのです。今日はガソリン用とストーブ用に石油缶6本を購入してきました。
一般にはあまり知られていませんが、ちょっとした設備投資をすれば、家庭でも灯油からガソリンを作ることができます。ガソリン税って1リットルあたり53.8円も取られてるんですよ。
アメリカだと1リッター40円ぐらいでガソリンが買えるでしょ。だから、ホントのことを言うと日本の高速道路はタダでもとっくに全部できてなきゃおかしいんです。いかに多くの土建屋がガソリン税に群がっているかがおわかりでしょう。民主党のマニフェスト「高速道路無料化」が幻に終わったことが残念でなりません。
投票所に行かなかった皆さんは何も言う権利ないけどね。アタシは自衛策として4年ほど前から自家用ガソリンを作ってるんです。今日は ASHINOKO ONLINE
の読者だけに作り方をご説明しましょう。ただし、販売すると捕まりますよ!
自家用ガソリンの作り方
- まず、硫黄分を取り除くため、92リットルの灯油を60℃〜80℃で低温蒸留します。屋根に設置したソーラーパネルでお湯を沸かし、その熱でタンクを暖めるのです。
- 今日の灯油購入価格は92リットルで3,864円(税込み)でした。
- 蒸留すると多少ロスが出るので、92リットルの灯油が90リットルほどになります。
- これで直留ガソリンができました。(オクタン価は70ほど)
- 直留ガソリンのタンク内に FCC 触媒を取り付けた手製の攪拌機を入れます。FCC(Fluid Catalyst
Cracking)触媒はシリカ、アルミナ、粘土などから成る MATRIX にゼオライトを分散させた触媒ですが、ほとんどの材料は個人で容易に入手できます。
- FCC 触媒と蒸留した直留ガソリンを接触させることにより、重質留分が分解し、触媒に炭素が吸着します。このとき、危ないので電動モーターは使用しません。短時間で済みますので手作業で攪拌します。(FCC
触媒は焼くことによって、再生が可能です)
- これでオクタン価の高いガソリンベースができました。(オクタン価は90ほど)
- さらにオクタン価を高め、排気ガス中の一酸化炭素を減らすため、特定アルコール10リットルを加えます。(特定アルコールとは、酒類として転売できないように、予め高価格になっているアルコールのことで、使用目的などを告げずに購入できるエチルアルコールです)
- 現在、特定アルコール10リットルの価格は約1,000円です。(知り合いの町工場から10リットルずつ分けてもらいます)
- 今までの経験から、ガソリンベース90リットルに対してアルコール10リットルが適量です。(市販ガソリンより一酸化炭素の排出量が少ない)
- 最後にオートバックスなどで購入できるガソリン清浄剤(200ml 305円・税込み)を添加して自家製ガソリンの出来上がり。これでハイオク並みの性能になります。
ちょっと面倒ですが、100リットルのガソリンが5,200円ほどでできるんです。リッターあたり52円ですから、市販のハイオクガソリンの約半額。長い目で見るとお得ですよ。
あ、さてー、今日もまた映画を観てきたので【阿修羅のごとく】の感想を書きましょう。この映画は1981年8月、台湾旅行中に航空機事故で亡くなった向田邦子さん(享年51歳)原作のドラマで、1979年にテレビドラマとして
NHK で放映されたことがあります。
すでに【浅田美代子のミチ子さん】で書きましたが、アタシが初めて向田さんの作品を観たのは【時間ですよ】(1971年)でした。いやはや、ずいぶん古い話ですね。それではまず、いつものようにどんなカンジで観ていたかを書きましょう。
- 135分というと、上映前の予告編を含めて2時間半だな。水分を控えなくちゃね。ジュースも買えやしない!
- 思わずかかとを気にしてしまった女性にはコレ! 小林製薬の「なめらかかと」(映画を観ればわかります)

なめらかかと
- 舞台は昭和54年の東京都杉並区か・・・、うーん懐かしい雰囲気だ。(アタシも東京生まれ)
- タバコの販売機が懐かしー。チェリー、ロングピース、エコー、セブンスター、ハイライト。あの自動販売機ほしいなー。レトロだよぉー。あの頃はセブンスターが120円ぐらいだったかな。
- 深津絵里と中村獅童が可笑しい。ちょっとオーバーだけど面白いよ。
- 「山梨のお肉は美味しいなぁ」ワハハ・・・。
- 三女と四女の人間関係はわかる。わかるぞー! うちの場合、妹だけどな。この映画は兄弟がいない人には味わえまい。日本や中国の若者には理解できそうもないね。やっぱ、日本や中国の若者社会はゆがんでるよ。
- 病院のセットや、家のセットが凝ってるなぁ。引き戸のネジ式の鍵、四角い掃除機、レトロな炊飯器、殺風景な病室・・・30年ぐらい前に見たモノばっかりだ。
- 財布から1万円だけ抜き取って財布の方を渡す。・・・これ無茶苦茶シブイ! 現代だとカード類が入ってるからそうはいかないけどね。時代を感じる演出だよ。これは原作通りなんだろう。現代人には思いつかない。
- 長澤まさみがメイクワード(ボードゲーム)で「ロボコン」なんて言ってる。オイオイ、ここだけは時代考証デタラメだよ。その頃「ロボコン」なんてやってねーだろ。・・・とツッコミを入れてみよう。(これは【ロボコン】を観た人だけがわかる小ネタなのじゃ)
- 卵はコレステロールが多いからね・・・(映画を観ればわかります)
- 悲劇のボクサーといえば WBA 世界フライ級チャンピオン大場政夫を思い出すなぁ。コイツは凄かったんだよ。ダウンしてヘロヘロになりながら逆転KOしたシーンが忘れられない。(1973年にチャンピオンのまま首都高速で事故死)
- 白菜を漬けてるときの八千草薫の笑顔が素敵だ! こりゃー素晴らしい!
- 病院の待合室で四姉妹が語り合うシーン、四人の配置が絶妙で面白い。
- あれっ、まだ終わらないのか・・・フゥーッ、ちょっと休みたいね。
- 木村佳乃が個人的には一番好き。(たくさん女優が出てきます)
- 方々で鼻水をすする音がするね。(アタシは泣かなかったけど)
- あー、長かったけど面白かった。この年代のドラマを2時間以上観たのは初めてじゃないかな? とにかく懐かしさいっぱいだった。
- エンドロールに料理指導:向田和子と出た。『妹だろうか?』
ということで、アタシの感想は
長かったけど、観て良かった。懐かしさで胸いっぱい。『兄弟関係ってそうなんだよな』、『女は阿修羅だよなぁ』など、個人的にこの映画の時代や人間関係に縁があるので、A
を付けたいと思います。『長い』と感じるのが玉に瑕だけど、アラは全く見当たりません。あとで知ったのですが、「ロボコン」についても「がんばれロボコン」という漫画はすでにあったそうです。とにかく、使われている小物が懐かしい物ばかり!
それだけでも見る価値があるかもしれない。
この映画は観る前から水分を控えてじっくり腰を落ち着けていれば楽しめるでしょう。但し、40才以下の方、兄弟のいない方、テレビドラマ(オリジナルは8時間)と同じものを期待している方は十分楽しめないかもしれません。
家に帰ってから知ったこと
- 向田和子さんは、やっぱり原作者の妹さんでした。多分、白菜漬けなどの指導をしたんでしょう。すき焼き以外はよく見なかったけど、その他の献立も当時を忠実に再現していたと思います。
- 1979年のドラマでは長女が加藤治子、次女が八千草薫、三女がいしだあゆみ、四女が風吹ジュンだったそうです。今回、加藤治子は最初のナレーションを担当、八千草薫はお母さん役でした。

阿修羅のごとく 全集(テレビシリーズを DVD 化したもの)
最後に
向田邦子という人はホントに作り話がうまい人でしたね。アタシも向田さんに負けじとばかり創作しちゃいました。自家用ガソリンの作り方はアタシの作り話なので本気にしないでください。ダメですよ、そんなもん作っちゃ!
ワハハ・・・

阿修羅のごとく(DVD)
Top / Column / 2003 / 11 / PREV < 12 > NEXT
