たまには上京

トラウマ駅

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2003年11月18日

午後2時頃になって、ようやく上京する気になった。電車に乗るのは半年ぶりだ。小田急線で新宿まで約1時間。流石にこの時間の新宿行きは空いていた。時間つぶしに中村うさぎの本でも読みながら行こう。

どうも似てるなー。いや、中村うさぎのエッセイがアタシのコラムに似ているってことだよ。長さといい、文体といい、オチのつけかたといい、どことなく似ている。マネしたわけじゃないが、もしもアタシが女で、中村うさぎ風の生活をしていたら留守番ぐらいできるだろう。まったく同じ年だし・・・

おっ、磯野貴理子のことが書いてある。あの小うるさい女のことを何と書いたのだろう? 興味津々だね。

中村うさぎのビンボー日記「ブスを売りにする人」 より

「磯野貴理子」「島崎和歌子」の場合は「ブスキャラは人々に嫌われないし、トウが立っても使えるキャラ」という理由で、あえてブスのフリをしているのではないか。

うーん、ちょっと違うような気がするなー。ブスというより「モテない女」を装ってるんじゃないの? 週刊誌に男との噂が出ないように磯野貴理子はマネージャーと付き合っていたわけよ。マネージャーなら同じホテルに泊まっても怪しまれないからね。ホントはやることやってたんだけどー、「モテない女」(不幸せ)を装っていれば小うるさいキャラを演じても嫌われない・・・これが真相でしょ。

このあいだ見た「ギャル語講座」によると「キリコむ」という言葉があるらしいんだな。語源は「磯野貴理子」で、意味は「ほかの人が話してるところに強引に割り込むこと」。ギャル語にしては、ナイスな表現だと思って感心しちゃったよ。

さて、新宿に着いた。

山手線に乗り換えると、まずは代々木駅。うーん、代々木か・・・。代々木というと必ず思い出す忌まわしい言葉があるんだ。それは代々木ゼミナールの壁に貼ってあった「日々是決戦」というスローガン。アタシャこれが大キライでね。親がせっかく講習料を払ってくれたのに、代々木ゼミナールには行かずにパチンコ屋に通ってしまったんだ。だから代々木は大っキライな駅なの。今でも親に申し訳ない気持ちでやるせなくなる。こんな駅、目をつぶって通過するしかないでしょ。

すると次は原宿だ。もーやんなっちゃう。これまたトラウマ駅なんだよ。原宿というと思い出すのが小学校のとき通ってた英語塾。小学校4年生の春から毎週1回通ってたんだけどね、クリスマス会の晩にその事件が起こったのよ。

各自200円ぐらいのプレゼントを買って英語塾に行き、クリスマスソングを英語で歌いながら隣の友達にプレゼントを回していくの。アタシャ自分がほしいと思ってた飛行機のプラモデルを持って行ったんだけど・・・

先生が音楽を止めたところで手元にきたプレゼントが自分のものになるワケ。まあ、それは当然なんだけど、先生は自分が持ってきたプレゼントが他の子に渡るように音楽を止めたんだ。そしたらね、そこに超ワガママ少年がいたワケ。その子はお気に入りのプラモデルが他の子に渡ってしまったのが気にくわなかったんだな。今考えると笑っちゃうんだけどさ、激怒した超ワガママ少年は、自分の手元で止まったプレゼントを床に投げ捨てて家に帰ってしまったの。しかも、それっきりよ。二度と原宿の英語塾には行かなかったんだ。

もー、なんちゅーワガママなんだろー。自分で自分に呆れちゃうね。

そして次が渋谷。カァーッ、これがまた超トラウマ駅。以前書いたけど、渋谷はそのころ東京女学館に通っていた夏目雅子を待ち伏せする駅だったワケ。これまた不思議なんだけど、その日アタシは同級生の渋谷君と渋谷駅のバスターミナルで夏目雅子を待っていたんだ。(これホント)

でだな、その日、夏目雅子に会えたかどうか思い出せないんだけど、渋谷駅で事件が起きてしまったワケ。家に帰ろうと思って山手線のホームに上がったら、電車がホームの中ほどで停まってるじゃない。

『えっ、どうしたの?』

(`ё´!

なんか変だ。駅員が新聞紙の束を抱えて電車の方へ走り去っていった。

『ギャー! 人身事故』

それ以来、渋谷も超トラウマ駅なんだよ。ここも目をつぶって通過するしかない。

ふぅーっ、やっと目的地の恵比寿に着いた。でも、なんか昔と違うな。恵比寿といえばエビスビールでしょ。アタシが学生の頃は山手線から、うずたかく積まれたビールケースの山が目に入ったものだが、今はまるで違う景色になってる。改札口を出ると、すぐに動く歩道“スカイウォーク”だ。

『うぉー、倍速歩行! かっ飛ぶ、かっ飛ぶ』

恵比寿ガーデンプレイスまで500mほどあるのだが、計ってみたら3分ほどで到着してしまった。

エビス・ビアステーション

エビス・ビアステーション(その向こうがガーデンプレイス)

今日、最初の目的地は東京都写真美術館である。ここで報道写真家、宮嶋茂樹氏の写真展を見るのだ。下の写真の右手に見えるのが東京都写真美術館だよ。

東京都写真美術館

東京都写真美術館と恵比寿ガーデンプレイス

展示された写真の中で特に気に入ったのはタリバンの写真。なぜかというと、ラモスにそっくりだったから。ラモスがターバンを巻いたら即、タリバンに変身だね。もう、笑っちゃうぐらい似てたよ。

それから次に目を引いたのが国後島の写真。ムネオハウスの近くにレーニンの胸像があるんだ。島は荒れ放題で廃墟みたいだったな。ここは本来日本の領土なんだけどね。鈴木宗男はおそらく、北方領土の利権を狙ってたんだろう。クダラナイことに税金を無駄づかいしやがって・・・

さーて、それではフジテレビに行ってみようかね。アタシは恵比寿から埼京線、りんかい線を乗り継いで東京テレポート駅に向かうことにした。

『それにしても恵比寿は変わったな。埼京線って地下鉄かよ?』

Amazon.co.jpアソシエイトいやー、恵比寿の変貌ぶりには正直驚いた。およそ20年前の記憶しかないから浦島太郎になった気分だ。

『篭原行き? カゴハラってどこ?』

篭原というのは、どうやら高崎線の駅名らしい。

『新木場行き? えっ、小田原行きや久里浜行きもあるの?』

なんとなんと、恵比寿を通る電車はゴチャ混ぜなのである。