鶏口となるも牛後となるなかれ

鶏頭は間違い

2003年11月29日

楽天広場を散歩していたら「鶏頭となるも牛後となるなかれ」と書いている人がいたので、ちょっと慌てた。なぜなら、アタシは過去のコラムに「鶏口となるも牛後となるなかれ」と書いていたのだ。

『えっ! もしかして、アタシの記憶違い?』

まさかこの言葉、“初耳”という人はいないと思うが、念のために意味を書いておこう。この言葉の意味は「寄らば大樹の陰」の反対と思えばいい。つまり、「大きな組織の一員として働くよりは、むしろ独立した小さな組織の長である方がイーンでない?」ということだ。

まずアタシは、「鶏頭となるも牛後となるなかれ」を Google で検索してみた。すると86件ヒット。みなさん、何の疑いもなく「鶏頭」と書いていらっしゃる。

『ホントかよ?!』

続いて「鶏口となるも牛後となるなかれ」を Google で検索してみると655件ヒット。試しに Top のページを読んでみると、出典:「史記−蘇秦伝」と書いてあったのでやや安心。(「鶏頭」と書いた人は自分を信じ切っているから出典まで書いてない)

『そーだよなー』

さらにアタシの漢和辞典を調べてみると「鶏口」の用法に「鶏口となるも牛後となるなかれ」が書かれており、「鶏頭」の用法には「鶏頭の燃えるような紅の花」と書いてあった。

『よっしゃ、よっしゃ。鶏頭は赤い花だよなー』

それでもまだ確固たる自信がないので、今度は「鶏口」+「牛後」を検索してみると2320件ヒット。「鶏頭」+「牛後」では273件のヒットとなり、「鶏口」が圧倒的勝利を収めた。

さらに、言葉の誤用というページで「鶏頭となるも牛後となるなかれ」が誤りであることが指摘されていたので、ようやく安心。

『ふぅーっ! 疲れるぜ』

それではみなさん、十八史略・鶏口牛後というページがあるので、この言葉がどのように用いられたかを確かめていただきたい。

十八史略に学ぶ人生の法則(こんな本もあります)

なお、NEXT は「牛後となるも鶏口となるなかれ」です!