すべては愛のために

ドライアイ改善せず

2003年12月22日

今日はアンジェリーナ・ジョリー主演の【すべては愛のために】(原題:Beyond Border)を観てきた。この映画をひと言で言うと、「アンジェリーナが国連の難民支援活動を平和ボケの我々に紹介する」ってところかな。実際にアンジェリーナは難民支援活動にはまっていて、カンボジアの孤児を養子にしているんだ。

エチオピア、カンボジア、チェチェンでのシーンが各30分。残りが本国イギリスでのシーン。全体で2時間ちょっとという構成だが、きっと観客サービスのつもりなのだろう。青年医師との不倫がストーリーの柱になっている。

しかし、トゥームレイダーに出てきたララ・クロフトと違って、アンジェリーナはボディコンじゃない。だから、男性客は途中で萎えてしまう。最初は貴婦人だから色香が漂っているが、だんだん肝心の色気がなくなっていくんだ。

【ティアーズ・オブ・ザ・サン】に出てきたモニカ・ベルッチは戦場でも最後まで色気を失わなかったが、アンジェリーナは胸の谷間を隠していたから男どもは、大ブーイングさ。誰かさんなんか、心の中で『サービスまだぁー?』なんて言ってたぞ。

まったくもう、マジにやりすぎ。内容が重いから真面目に見てもらいたいのはわかる。でも、エンターテイメントとして観に行っちゃダメだね。情景も最初のエチオピアが一番良かった。砂漠の光景は悲惨だけど、後半に比べれば明るさがあった。それがカンボジアのシーンで暗いジャングルになり、最後のチェチェンでは色のない雪景色。これじゃ、だんだん気分が暗くなっちまう。

そして、メインの難民支援活動の方も、ただただ悲惨なだけ。支援活動をしている人達が歓びをかみしめるシーンがほとんどないんだ。つまり、観客が「支援活動をやってよかった」という実感を味わえないの。

これじゃ泣けないっしょ! アンジェリーナは大きな目に涙をいっぱい溜めてたけど、こっちはちょっとシラケ気味。ラストは意外な展開になるが・・・意外なだけでアタシャ泣けなかった。涙は一粒もなし。ドライアイ改善せず!

まあ、それでも女性の中には素直に涙を流してる人もいたので評価は難しいが、少なくとも男同士で観に行くような映画じゃない。

それにしても、アタシャ日本ヘラルドが配給する映画とよっぽど相性が悪いらしいな。今年観た日本ヘラルド配給の映画は、ひとつもA評価なしに終わった。

ちなみに去年の年末も

平均して C ダカンネ。C ってのは、「おヒマなら」「レンタルで十分」「映画館で観る価値があるかどうか?」というかなり低い評価。配給が日本ヘラルドだったので、イヤーな予感がしたが、やっぱりその予感が的中してしまった。

この映画は女性向きだと思うので、男性にはオススメしない。男性はトゥームレイダーを観た方が100倍マシだよ。アタシの評価は C の「映画館で観る価値があるかどうか?」だ。