今年1年長かった?

それとも短かった?

2003年12月24日

この時期になると「今年は1年が短かったねー」と言う人に必ず遭遇する。みなさんもけっこう言われるんじゃないかな? そんなとき、語尾に「ねー」が付くから、アナタもついつい流されて「ほんとにねー」なんて言ってしまうのでは?

このセリフ、年末の挨拶として定着しているような気がするんだ。年が明ければ「あけましておめでとうございます。今年もよろしく」と言うのがお決まり。だけど、年末の2週間はこのセリフを聞くことが多い。

じゃあ、「今年は1年が長かったねー」と言ったらどうなるだろう? さっきからそんなことを考えている。よし! じゃあ、まずは検索してみよう。「今年 1年 長かった」と「今年 1年 短かった」を Google で検索するとどうなるか?

なんともキリの良い数字が出てきた。両方足すとちょうど11万になる。そして、結果は意外にも、「長かった」の方が多いのだ。ということは、「短かったねー」「ねー」は、約2/3の人にとって同意できない言葉なのかもしれない。

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では次に、どういう1年を過ごすと「1年が短く感じるか」を考えてみよう。1年が短く感じるということは・・・

  1. 年末に今年の正月のことを昨日のことのように思い出せる。つまり、年末年始の行事を毎年キチンとやっていて、それ以外の出来事は、ほとんど思い出せないぐらい平々凡々な暮らしをしていた。
  2. いろいろあったが、とにかくあっと言う間に1年が過ぎたような気がする。(貧乏暇なし状態だが、なんとか健康で1年を過ごせた)
  3. 今年の目標を惜しくもクリアできなかった。あるいは間近に受験を控えているような場合。(あと1ヶ月あれば・・・。あるいは、「えっ、もう?」という状態)

つまり、「今年は1年が短かったねー」という人は、良くも悪くもあまりパッとしない1年を過ごしたのだと思う。思い出したくても何もないか、忙しいだけで「短かったねー」と言うしかないのである。しかしながら、健康面に大きな問題はなかったようだ。

でも、相手はそうじゃないかもしれない。とても充実した1年だったかもしれないし、波瀾万丈の1年だったかもしれない。だから、「今年は1年が短かったねー」の「ねー」を口癖のように言わない方がイイような気がする。これを言うと「アナタも短いと感じるでしょ」・・・と強く同意を求める表現になってしまうのだ。

それでは最後に、「今年は長かった」と感じる場合を考えてみよう。

  1. 前半で大きくつまづいて、巻き返し不能な状態に陥ってしまった。たとえば今年J2に降格することが決まったベガルタ仙台のように前半で取り返しのつかない連敗を喫した場合。(早く仕切直ししたいという気持ち)
  2. 良いことも悪いことも、1年分とは思えないほどたくさん経験した。(波瀾万丈の1年)
  3. 何か良い知らせをひたすら待っていた。(一日千秋の思い)
  4. ヒマでヒマで時間を持て余した。(健康を害して病院のベッドで長期間過ごした場合)
  5. 初詣や年越しそばなどの慣習を無視し、ほとんど何も成し遂げることなく、のほほんとテレビばかり観て毎日を過ごしているような場合。(隠居状態)

このように深く考えてみると「今年は長かった」と感じる場合もあまり良いことはないようだ。どうやら1年が長かったとか、短かったと感じない方がいいらしい。

じゃあ、アタシの場合はどうかというと・・・

アタシは年末年始にメリハリをつけないので、1年の区切りが曖昧である。初詣は2度しか経験がなく、その2度とも願い事が叶わなかったので、今後は死ぬまで行くつもりがない。

それから、年越しそばに特別なそばを食べる習慣はなく、これもまた日常との区別がつきにくい。(本当にどん兵衛で済ませることもある)紅白歌合戦や新春かくし芸大会にも興味がなく、ここ10年ぐらい裏番組ばかり観てきた。

夜中を過ぎて起きているのはいつものことであり、これはホントの日常。大掃除もさぼりがちで、クルマは気が向いたときしか洗わない。だから、年が明けてもアタシのクルマには野良猫の足跡が付いているはずだ。(この野良猫は夜のうちに足跡を付けていくので洗っても無駄! しかも、ワックスなんかかけた日には、滑るので爪跡を付けられてしまう)

おせち料理は嫌いだから2日の昼までの限定食。唯一、正月恒例の行事は「箱根駅伝を観ること」ぐらいかな? 箱根駅伝だけは楽しみにしている。

ということで・・・、アタシの場合は1年の区切りを曖昧にしているから、「今年は長かった」とか「短かった」と感じないのである。唯一『長い!』と感じたのはヤワラちゃんの結婚式で長嶋監督のスピーチを聞いたときぐらいだろうか。

あれは長かったねー。この場合は「ねー」を付けても、ほぼ100%の人に納得してもらえるだろう。最初の30秒は許せたが、2分目に突入するあたりから意味不明になり、3分目に進むあたりで『迷惑』を通り越したので、リモコンで思いっきりテレビを消してやった。

ビデオリサーチ社は「ヤワラちゃん結婚式」の視聴率をモニターしていたと思うが、多分、長嶋監督のスピーチが始まったあたりから視聴率がガタガタ落ちたと思う。あれを最後まで聞いていられた人の気が知れない。