回転寿司のネタ

エコロジーの意味

2004年1月8日

asahi.com より

温暖化で動植物の2〜3割が絶滅? 地球温暖化が進むと、50年後には豪州のチョウは最大で半分以上、欧州でも鳥の約4割が絶滅の危機にさらされ、世界中の動植物の18〜35%の種が絶滅する恐れがある、という予測を14の研究機関が共同でまとめた。

ということで、人間が蒔いたタネによって、いろいろな生き物が絶滅していくわけですが、日本近海の魚も確実に減少しています。アタシは釣り人だから、魚が少なくなっているのを肌で感じますが、皆さんはいかがでしょう? 多分、釣りをやらない男性はまったく感じないでしょうな。

主婦ならスーパーで買い物をするから感じるけれども、食べているだけの人は何も感じないはず。マグロもブリもイカも、ちゃんと食べられるから減ったなんて思わないでしょう。天然物が減ったのに、むしろ最近安くなった魚介類も多いのです。実は養殖、畜養、遠い外国からの輸入モノが半分以上なのに、スーパーに行かない人は近海物だと思って食べてるワケですよ。

このあいだも書きましたが、年末の大売り出しで売られていたマグロは地中海での畜養モノが多かったのです。産地は主にスペインマルタクロアチアで、最近はイタリア産、トルコ産なども増えてきました。しかし、それでもまだ足りなくて、今後はチュニジア産、キプロス産なども輸入されることでしょう。

それから、タコは約半分がモロッコ産。ブリが富山産だと思ってる人は小金持ちで、庶民が買えるのは鹿児島や熊本で養殖されたブリ。つまり、日本近海でとれた天然モノなんて極わずかなんです。

キスだってね、最近はあまり釣れないんですよ。昔は砂浜からの投げ釣りで簡単に釣れたけれども、今は船釣りで片手(5尾)も釣れない人が出てしまうのです。サバだってスーパーで売ってる大鯖はノルウェー産だったり、日本国内産だとしても八戸で上がったものだったりしますからね。

もしも回転寿司で寿司に国旗付きの楊枝を刺して回したらスゴイことになるでしょう。世界中の国旗が皿にのってグルグル回るのです。

パパ「よーし、今日は地理の勉強しちゃうぞー!」

子供「わーい、わーい、今日はお寿司だぁー!」

パパ「銀鮭はどこかな?」

子供「チリ!

パパ「はーい、よくできました。じゃあ、アナゴは?」

子供「中国!」

パパ「このマグロはどこでしょう?」

子供「インド!」

パパ「じゃあ、イカはどこかな?」

子供「イエメン!」

パパ「タコは?」

子供「モーリタニア!」

パパ「エビは?」

子供「マダガスカル!」

パパ「カズノコは?」

子供「カナダ!」

パパ「スズキは?」

子供「ウガンダ!」

パパ「赤貝は?」

子供「ロシア!」

パパ「うーん、今日も国際色豊かだったねー」

子供「パパー、日本の魚がいないのはなぜ?」

パパ「元々は全部日本にいた魚なんだぞ」

子供「へぇー、そうなんだー」

笑い事じゃなく、これは既に現実なんです。だから、皆さんも釣りをしましょう。釣りは単なる道楽じゃなく、本能を呼び覚ましたり、創造性を豊かにするばかりでなく、地球温暖化や環境破壊を肌で感じるのに役立ち、しかも手に入りづらい近海物の魚をお土産として持ち帰ることができる素晴らしい趣味なのです。

最後に釣り人へのメッセージ

釣り人よ
決して嘆くことなかれ
それより誇り高く語れ
エコロジーを真剣に考える
人間であることを

*エコロジー[ecology](コンサイス カタカナ語辞典より)

生態学.生態系を中心に動植物と環境との関係を研究する.公害による環境破壊との関連で注目されるようになった.

★ドイツの生物学者ヘッケル(1834−1919)が「自然創造史」(1866)の中ではじめて用いた語.