半落ちの感想

主役が一番目立たない映画?

2004年1月15日

きのうは映画【半落ち】を観た。予備知識は、「半落ち」という言葉が、全面自供ではないということ。(犯行は認めているが、何かを隠してる状態)それから、主な出演者の名前と、事件の発端だけだった。

で、感想だが・・・涙ボロボロというほどじゃないが、ドライアイがかなり改善した。おととい観た【ミスティック・リバー】ではドライアイのままだったが、【半落ち】では涙腺がゆるんだのだ。それにしても、これだけ濃い内容を二時間によくまとめられたなぁ。登場人物が多いのに、それぞれの個性や立場が非常に良くわかった。絵の方は『テレビの二時間ドラマで十分なのでは?』と思うほど地味だったが、そのかわり人物描写がイイ。

映画を観て感じたこと

アタシャ何のために生きてるのか、ほとんど考えずに生きている。でも、ほんのちょっとでも、誰かの役に立っていればそれでいいんだね。「誰かに寂しい思いをさせないため」・・・たったそれだけでもいいんだよ。別に立派なことなんかしなくてもいいの。北の国の将軍様みたいに国民からあがめ奉られなくてもかまわない。そう思わせてくれただけで、この映画を観た甲斐があった。日本人なら観て損はないだろう。何かしら自分の生き方とダブるシーンがあるかもしれない。

但し、ネタバレしちゃうとあまり面白くないから、公式ホームページは読まない方がいいね。『ここまで書いていいのか?』と思うようなことが書いてあったんだ。公式ホームページは映画を観てから読めばいい。観ればきっと自分なりの感想を書きたくなるだろう。

あと、初耳だった専門用語がひとつあった。それは「イソ弁」。意味を調べたので書いておこう。イソ弁:居候している弁護士という意味。つまり自分の事務所を持っていない弁護士のこと。(「うだつの上がらない」という意味だということは、映画を見ればわかるけど、語源がわからなかったんだ)

印象に残った俳優

樹木希林>伊原剛志>國村隼>柴田恭兵>吉岡秀隆>原田美枝子>鶴田真由>石橋蓮司>西田敏行>寺尾聡

つまり、「半落ち」は主役が一番目立たない映画なのだ。脇役達が黙秘する主役の心情を必死に探るストーリー展開になっている。(伊原剛志の演技に惹かれたのは、自分の性格に近いから。ジャック・ダニエルの飲みっぷりも良かった)

最後に一言

エンディングの歌は、どうしていきなり最大音量なんだろう? 音量をもっと抑えてフェードインさせて欲しかった。かなり五月蠅かったぞ。こんなクダラナイところでマイナスポイントを食らうなんて馬鹿げてると思う。今さら遅いけど DVD では音量を抑えた方がいいな。ということで、総合評価は B。

半落ち

半落ち(DVD)