エースをねらえ!

白血病で死ぬのは誰?

2004年1月16日

去年の今頃は「ダンディ坂野がブレイクするぜ。今年はナンセンスギャグが見直されるかもしれない」と書いていた。でも、今年は『アタシたちの青春時代(25〜35年前)が再び脚光を浴びるぜ』・・・なんて思っている。

1976年頃だったかな? アタシは妹が買ってくる「週刊マーガレット」を取り上げて、まだ妹が1ページも読んでいないうちに「エースをねらえ!」を夢中で読んでいた。まるでハイエナのようにね。

『おぉー、これってスゴイなー!』

なんと! スポコン漫画の中に美学があったのだ。

『このストーリーを考えながら作画するって超人的な仕事量なのでは?』

その頃の漫画家は死ぬほどハードな仕事をしていた。若くなきゃとてもできない。おそらく1年で10年分のパワーを使っていただろう。漫画「エースをねらえ!」は、ストーリーも華麗さも「ベル薔薇」とともに群を抜く出来だった。

そして今、テレビ番組は懐古趣味の時代に突入しているような気がする。美男美女のオシャレな恋愛物語から、「スポ根」や「白血病」といった1970年代の趣味に逆戻りしているのではないだろうか? その証拠に、流行の韓国ドラマにも、よく白血病が出てくるらしい。

でもでもでも、それってね、日本で25〜35年前に流行ったストーリーなんだよ。「巨人の星」の場合は飛雄馬の恋人が黒色肉腫(メラノーマ)で死に、「サインは V」の ジュン・サンダースは白血病で死んだ。そして「エースをねらえ!」のあの人も・・・

(`ё´!

やはり時代が一巡して逆戻りしているのだ。きのうは書かなかったが、映画【半落ち】にも白血病の話が出てくる。これはもう間違いない!

『キテます、キテます、アタシたちの時代!』

『アタシたちの青春時代が今、現代の若者に見直されてるんだ!』

しかしなぁ、短期間に同じようなストーリーを連発すると『またかよ!』ってことになっちゃうだろう。まあ、テレビドラマを見てドナー登録者が増えるのはいいことだが、あまりやり過ぎてもイケナイ。

ただ、アタシたちの青春時代と現在では多少違いがあるんだ。それは白血病が不治の病じゃなくなったこと。有名なところでは【ラストサムライ】でゴールデングローブ賞にノミネートされた渡辺謙も、かつては白血病で生死の境を彷徨った人。アンディ・フグや夏目雅子さんは、あっと言う間に亡くなってしまったけど、手遅れにさえならなければ助かる病気になった。

白血病記録館

・・・ということで、あまりの懐かしさに、きのうは普段見ないテレビドラマを見たのだが、上戸彩はアニメーションの「エースをねらえ!」と声が似ているから違和感がない。漫画の岡ひろみは、もっと手足が長くて目からお星様が出てたけど、今やるとしたら上戸彩しかいないだろう。

それから、宗方コーチのキャスティングもいいと思う。うちの母は内野聖陽(うちのまさあき)の大ファンだから「これだけは絶対見る!」と言って、テレビの前に30分も前から陣取っていた。母に言わせると「内野は最高に演技がウマイ」のだそうだ。

しかし・・・、お蝶婦人役のポッチャリ顔にはかなりズッコケたぞ。うちではブーイングの嵐が巻き起こったほどだ。なんたって「エースをねらえ!」は不朽の名作だからね。テレビドラマもしっかりやってもらいたい。今後、上戸彩のテニスが心配だが、「エースをねらえ!」だけは最後まで見ちゃおうかな。(全9回の予定)

なお、これは余談だが、漫画の「エースをねらえ!」は作者の山本鈴美香さんが体を壊して一回終わったが、ファンが連載終了を許さなかったので、しばらくして復活した。それぐらい凄まじい人気だったんだ。今までに合計1500万部も売れているというから、最近のベストセラー小説なんて足元にも及ばない数字なんだよ。

この話の続編(おちょうふじん)