武士道精神の話

古賀議員と渡辺謙

2004年1月27日

経歴詐称が問題になっている古賀潤一郎議員と民主党は、妙なことを言い出した。

asahi.com 2004.1.27 より

学歴への疑惑がもたれている民主党の古賀潤一郎衆院議員(福岡2区)は27日、福岡市南区で有権者に対して釈明の街頭演説をし、民主党を離れて政治活動を続ける意向を明らかにした。任期中は議員報酬を受け取らない考えも示した。

これね、自民党の山崎拓を4月の統一補欠選挙で当選させない効果はあるかもしれないが、こんな茶番劇を許すような自民党じゃない。下手すると古賀議員は公職選挙法違反で訴えられるぞ。

YOMIURI ON-lLINE 2004.1.17 より

公選法は、当選する目的で虚偽の職業や経歴を公にした場合、2年以下の禁固または30万円以下の罰金と規定。有罪が確定すれば当選は無効となり失職する。

アタシャ有罪確定だと思うね。だから、今辞めなくても、いずれは失職するだろう。しかも前科者になるわけだ。今辞めておけば、少なくとも訴えられずに済むものを・・・。こういうのを「往生際が悪い」と言うんだな。このまま行くと日本人として最も嫌われる不様な最期を迎えなければならない。

「ペッパーダインというもの」に関しては「卒業資格に19単位足りなかった」と今朝語ったそうだが、19単位といえば当然「卒業は無理」と判断できる単位数だ。卒業したつもりでいたとすれば、それは即ち最終学年時に学校へ顔を出していなかった証拠だよ。学校に顔を出していれば、「君はこのままだと単位不足で卒業できない」と教授から告げられたはずなのだ。19単位不足していたということはそういうこと。しらばっくれても無駄だね。それから、民主党はこんなことを言い出した。

YOMIURI ON-lLINE 2004.1.26 より

民主党は26日、党公認候補の決定に際し、立候補予定者に対し、卒業証明書など学歴を確認できる書類の提出を義務付ける方針を固めた。

古賀潤一郎衆院議員の学歴疑惑を受けた措置で、本人の自主申告に任せていた経歴について、党がチェックすることで、候補者の経歴に疑惑が生じることを防ぐ狙いがある。証明書類提出を求めるのは、新たに擁立する新人候補に限定する考えで、現職議員は対象外とするという。

この現職議員は対象外とするという但し書きが怪しい! いかにも自信なさげで笑える。こりゃ、ルポライターが一斉に調べはじめそうだね。アタシも民主党議員のプロフィールを全部コピーしておこうと思って、さっき作業を開始したよ。けっこう骨が折れる作業だけど・・・

今後プロフィールを書き換えるヤツがいればかなり怪しい。コピーし始めて気付いたのだが、古賀議員の他にも「米○○大学△△学部修士課程」のような表記があった。これも曖昧だな。「卒業」とは書いてないんだ。見た人は当然『卒業した』と考えるので、もし卒業の事実がなければ古賀議員と同じ運命を辿るだろう。

なお、「議員報酬を受け取らない」というのも、公職選挙法に引っかかる恐れがあるそうだ。少なくとも、当選前に「議員報酬を受け取らない」と明言するのは、「当選を目的とした寄付」に当たるので禁止されているらしい。しかも、禊ぎのための報酬返上など誰も認めるはずがなく、当然のように前例はない。

もう辞任以外、道はないんだよ。そんなことシロウトのアタシにだってわかるのに、なぜ恥の上塗りをするかな? もう終わってる人間のために国会で審議をしろとでも言うのか? このまま行けば、無駄な時間を費やして「議員辞職勧告決議案」が出されるだろう。悪足掻きしても無駄なのに・・・。

2004.9.24 追記

Mainichi INTERACTIVE より

古賀潤一郎衆院議員(46)=福岡2区、民主党を除籍=は24日正午過ぎ、秘書を通じて辞職願を河野洋平衆院議長あてに提出した。この後、福岡県庁で「政治的、道義的責任を取り、辞職する決意をした」との「有権者の皆様へのお詫び」と題したコメントを発表した。議員辞職によって古賀氏は起訴猶予となり刑事罰は免れる見通し。公選法の規定により、衆院福岡2区の補欠選挙は来年4月24日に実施されるが、古賀氏は立候補できない。


話はまったく変わって、今度は映画の話題。

渡辺謙、残念だったね。ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたけど、ミスティック・リバーに出演したティム・ロビンスに最優秀助演男優賞をさらわれちゃったよ。

アタシの評価では【ラストサムライ】が B+。【ミスティック・リバー】が B だったが、「助演男優賞はどっち?」と言われたら、「どっちとも言えないけど、日本人だから渡辺謙かな?」と答えただろう。ゴールデン・グローブ賞を選ぶのはアメリカ人だから、この結果は当然だと思う。

一昨日、日本人の映画ファンが1年間に映画館に足を運んだ回数を書いたのだが、それによると3回がほぼ中心値になる。(一度も映画館に足を運ばなかった人を除く)

【ミスティック・リバー】を見ないと納得いかないという人がいるかもしれないが、アタシャ年3回しか映画館に足を運ばない人が見るべき映画じゃないと思うな。これはアメリカの社会問題を扱った作品だし、難解だし、謎解きを楽しむ映画かと思ったら、そうじゃないからスッキリしないし・・・。だから B にしたんだ。日本人にどちらか1本を勧めるとしたら、間違いなく【ラストサムライ】さ。

【ラストサムライ】なら・・・

「アルグレンさん、危ない!」

「ボーブ!!」

このシーンで大喜び間違いナシ! アタシャこのシーンで吹き出しちゃった。もう、大喜びで笑い転げたぞ。そういう反応も珍しいと思うけどね。

今日は「武士道精神」に関わりのある話ということで、2題分をイッキに書いてみました。関連性がないようで、実はあるんです。

続編は NEXT で!