シービスケットの感想

“癒し”ならハルウララ

2004年1月30日

アカデミー賞のノミネート作品が発表されましたね。その中に【シービスケット】も7部門で入ってました。

作品賞

脚色賞

美術賞

撮影賞

衣裳デザイン賞

編集賞

音響賞

この中で『なるほど、シービスケットが受賞する可能性があるな』と思ったのは音響賞です。レースシーンで自分が騎手になった感覚を味わいました。これは音響効果が良かったからでしょう。

でもね、撮影賞は予告編を見た限り【マスター・アンド・コマンダー】の方が可能性高いですよ。荒波にもまれる帆船の映像がスゴイのなんの。本物としか思えない出来です。そりゃーもう、【ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還】より、はるかに本物っぽくて重厚感のある映像でした。

それから、 衣裳デザイン賞は、【ラストサムライ】にあげてもいいんじゃないかな。ウソっぽいところも確かにあるけど、揃えた数が半端じゃないし、メチャクチャ金がかかってました。あの衣装へのこだわりには賞をあげたいね。

あと、編集賞のノミネート作品に【シティ・オブ・ゴッド】が選ばれたのも納得です。これも大いに可能性がある。この映画の編集技術は素晴らしかった。イチバン金がかかってない作品だけど、見応えは十分。特に編集が良かったと思います。

【シービスケット】はね、何があってもへこたれない前向きな内容はいいけど、登場人物の立ち直りがあまりにも早すぎるのです。「今泣いたカラスがもう笑った」という状態なの。この物語を2時間に収めるのは所詮無理だったのでしょう。

アタシャどん底から這い上がって、最後の最後に栄光をつかむストーリーかと思ってたので、予告編に騙された口です。予告編を作った人に賞をあげたいぐらい。シービスケットという馬は最初から“AMAZING ANIMAL”なんですよ。連戦連敗のハルウララとは能力が違いすぎるの。確かに小さい馬だけど、気が強くて、競り合ったら決して負けない本物の名馬なのです。

アタシは【NHKにんげんドキュメント・日々これ連敗 競走馬ハルウララ】には感動したけど、【シービスケット】を観てもそれほど感動しませんでした。今回の評価は B ですな。ちょっと物足りない。“癒し”を求めるならハルウララでしょう。日本人とアメリカ人の好みは違うんです。

Yomiuri On-Line 2004/1/29

民主党から除籍処分を受けた古賀氏は29日昼の衆院本会議終了後、記者団に「国会議員としての務めを有権者のために果たすことが一番の恩返しだ。今日を境に初心に立ち返り、活動したい」と述べ、議員辞職しない考えを改めて表明した。

それにしても古賀議員はスゴイ。踏まれても蹴られても、立ち上がるこの根性! 「前向きにも程がある」ってカンジ。古賀議員は、人間シービスケット状態? イヤな過去を忘れる能力は誰にも負けないみたいね。反省もできないみたいだけど。