北沢豪

伊勢原に来たる!

2004年2月18日

アタシが住んでいる伊勢原市は、神奈川県の県央に位置する人口10万人チョイの町である。だが、去年やっと10万人を超えたばかりだから、全国的には無名かもしれない。

人口10万人チョイというと・・・、愛知県に稲沢市というところがあるようだが、稲沢市がどんなところか地理オタクのアタシが知らないということは、伊勢原市の認知度も全国レベルでは似たようなモノだろう。こりゃイカンなぁ。もっと伊勢原市をPRしなければ! じゃあ、伊勢原市民のアタシから伊勢原市のPRいくぞ。

エヘンッ!

伊勢原市は新宿から小田急線で約1時間という東京通勤圏にありながら、比較的自然に恵まれたところである。標高1,250メートルほどの大山が有名で、昔から霊山として信仰を集めてきた。

大山は古くから雨乞いの山として有名だったけれども、江戸時代には、博徒が勝利を願って大山講という行事を毎年やっていたそうだ。だから、ギャンブルにも関係のある霊山なんだね。これを読んだ皆さんは早速お参りせにゃイカンよ。江戸時代は女人禁制の山だったが、今じゃ女性も大歓迎だ。

大江戸ものしり図鑑 より

大山を詣でる者はその前に、両国東詰の垢離場で水垢離をとって身を清めなければならない。裸で水に飛び込み、大きな木太刀を押し立てて、先達役が法螺を吹き、一同が声を揃えて大声で「懺悔懺悔、六根清浄」と唱えながら、手にした藁しべを一本一本流しながら身を清める。木太刀には「奉納大山石尊大権現大天狗小天狗請願成就」と書いてあり、これを持っていく。

うーん、大山講の前に水垢離をとらなきゃイケナイってのが今風じゃないねー。じゃあ、アングラーの皆さんは、かわりにジギングでもやろうか。餌師ならシャクリ釣りでもいいよ。「ザンゲー、ザンゲー、ロッコン、ショウジョー」と口ずさみながら一心不乱に竿をしゃくるんだ。

で、懺悔が終わったら使わなくなった釣り竿に「奉納大山石尊大権現大天狗小天狗請願成就」と書いて大山に持っていくの。で、大山に釣り竿を奉納して、大漁祈願のお祈りを済ませたら、帰りに平塚で RISE に寄りなさい。RISE で新しい竿を買えばいっぱい釣れるようになるだろう。多分・・・

さて、そんな伊勢原市にアタシは住んでいるのだが、朝刊の折り込みに、こんなチラシが混じっていた。

北沢豪・春のハットトリックフェア(FLASH)

『あれれ、北沢って我が町のヒーローだっけ?』と思い、早速 Google で調べてみると北沢は東京都町田市出身だった。『そう言えば、そんな選手がいたなぁ』ぐらいの記憶しかないが、去年引退したばかりらしい。北沢というと、みなさんはワールドカップ・フランス大会の時、最終選考でカズと一緒に日本に帰された選手だということを覚えているだろう。あんときはみんな怒ったよな。

『カズをなぜ選ばないんだ!』

『岡田監督は鬼だ! 連れて行くぐらいかまわないだろ!』

…と、たくさんの人が思ったに違いない。アタシもあのときはカズに同情したよ。北沢に同情する人はほとんどいなかったけどね。でもさー、このチラシ、そこはかとなく平和を感じるんだよな。なんかスターに飢えてる田舎町ってカンジがするでしょ。有名人に会う機会なんて伊勢原じゃ滅多にないんだ。

過去、伊勢原に来た有名人で記憶に残ってる人というと、借金まみれの頃の芳賀研二とか、元コメットさんの大場久美子ぐらいだね。こういうのを「どさ回り」と言うんだけどさ。(「どさ」は地方・田舎の意。「さど」の倒語で、賭博の現行犯が佐渡に送られたことを起源とする。「まいうー」も「うまい」の倒語。業界用語とも言うけどな)

ヨーシ、北沢ファンの皆さんは今週末、伊勢原に大集合じゃ!

(`⊥´)/

ガスコンロを買い替えたい人いないの? 乾燥機もあるぞー。おーい、誰か行ってやってくれよ。ガス器具を買って北沢のサインもらおーぜ!

うーん・・・やっぱどう考えても場違いっぽいな。どうしてこんな企画になったんだろう? ひょっとしてガス器具の北沢産業に関係あるのかな? 少年サッカー大会のゲストだったらわかるけど・・・

まあ、なにはともあれ、皆さん近いうちに伊勢原へ遊びに来てちょうだい。今週なら北沢も来るぞ。もし今週がダメなら3月6〜7日の「大山とうふまつり」でもいい。仙人鍋(直径4メートルの大鍋)でふるまわれる名物の湯豆腐が食べられるそうだ。(地元民のアタシでさえ知らなかったけどな)

伊勢原観光協会