シーア派とスンニ派
ムクタダ・サドルって?
2004年4月17日
シーア派とスンニ派。この違いがわからないと、ニュース解説もチンプンカンプンだ。「俺の知ったことじゃない」と言ってしまえばそれまでだろう。しかし、それではガソリン代が上がる理由もわからない。
http://www.foreignaffairsj.co.jp/source/Iraq/shiite.htm
上のページにかなり詳しく書いてあるが・・・ちとシロウトには難しすぎる。だからできるだけ簡潔にまとめてみよう。
- シーア派:イスラムの指導者は預言者ムハンマドの末裔であるべきだと考えている。
- スンニ派:イスラムの指導者は合意によって選ばれるべきだと考えている。
- イラクではシーア派が60%を占める。
- バース党幹部はティクリート出身のスンニ派で占められていた。
- シーア派には強固な反帝国主義、反体制の立場をとる人物が多い。(イランがそう)
- イラクにおけるシーア派宗教指導者の最高権威は、グランド・アヤトラ(最高位聖職者)であるサイード・アリ・シスタニ。でも、この人は政治と宗教を別に考えているらしい。
- シーア派の派閥:いずれも預言者ムハンマドの末裔とされ、数世代にわたって著名なイスラム法学者を輩出してきた家。サドル家、ホエイ家、ハキーム家などがある。(家系?)
- イラク、シーア派の聖地はナジャフとカルバラ。
- シスタニ師は、ナジャフとカルバラに米軍が進攻すれば「シーア派の強硬な反撃に遭うだろう」と述べて、強く警告した。
- アメリカとの協力を惜しまないと約束していたアブドルマジド・ホエイは、亡命先のイランからナジャフに帰国した直後の2003年4月10日に暗殺された。(アメリカにとって大きな痛手だった)
- ムクタダ・サドルは過激な反米主義を掲げて貧困層を中心に支持者を広げている。
- ムクタダ・サドルはナジャフに移動して、「米軍対シーア派」の構図をつくり出そうとした。
ということで、これまでサダム・フセインによって抑圧されてきたシーア派が解放されたわけだ。でも、アメリカにとって都合のいい指導者候補だったアブドルマジド・ホエイは去年殺されてしまった。
そして現在だが、アメリカにとって最悪なのはムクタダ・サドルがイラクの指導者になることだろう。アメリカは、イラクに主権を委譲する前にムクタダ・サドルを拘束するか殺したいと思っているはずだ。しかし、たとえムクタダ・サドルを殺せたとしても反米勢力は確実に残る。戦後の復興をアメリカが取り仕切るのは難しい。
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