カメルーン代表ドイツW杯絶望?

まだ予選もはじまってないのに

2004年4月18日

2006年のワールドカップ予選が各地ではじまっているが、アフリカでは各組1位が出場権を得る予選大会(1組6カ国)が6月にはじまる。つまり、まだはじまっていないのだが、早くもアフリカの強豪、カメルーン代表が脱落寸前の大ピンチだ。

カメルーン代表はユニフォームの規定違反でアフリカ予選大会の勝ち点から6点を減点されることになったらしい。

オイオイ、いったいどんなユニフォームなのよ?

それは puma の新型ユニフォームで、なんとワンピースのユニフォームだ。両肩口にジッパーがあって、ユニフォームを着ると言うより「履く」ようになっている。

puma ジャパンのページで見られるよ。

なぜワンピースじゃイケナイのだろう。とりあえず日本サッカー協会のユニフォーム規定を読んでみると・・・

本規程においてユニフォームとは、シャツ、ショーツ、およびストッキングの3点を総称したものをいう。

と書いてある。つまり、シャツとショーツは別々であることが前提になっているようだ。ワンピースはダメとは書いてないんだけどね。もちろん、この件に関して FIFA は事前に警告を出している。問題はカメルーン代表が警告を無視してワンピースを着用し続けたことだったらしい。

それにしても重い罰則だと思わない? 他のチームが弱ければなんとかなるかもしれないが、最初から勝ち点マイナス6じゃ6チーム中1位になるのは難しい。ホームアンドアウェーで10試合を戦うわけだが、「負け」は最初から絶対許されない状況だ。相手に勝ち点3を与えてしまうからね。

シャツとショーツが別々になっていることが、それほど重要なのだろうか? 早速、考えられるプラス面、マイナス面を列挙してみよう。

ワンピースのプラス面

  1. アフリカの選手は爆発的な瞬発力で相手を振り切るのが得意だ。相手はシャツを引っぱって止めるしかない。でも、ワンピースになっていれば体にユニフォームが密着しているので、シャツを引っぱられにくい。(これはオリンピックの柔道でフランスの選手が袖口を極端に狭くしたのに似ている。このとき日本はフランスの選手に手を焼いた)
  2. 得点した選手が喜びのあまりシャツを脱いで「警告」を受けることがなくなる。
  3. ショーツからシャツがはみ出して、だらしなく見えることがない。

ワンピースのマイナス面

  1. オシッコがしにくい。(社会の窓を付ければいいけど)
  2. 足が短いとカッコワルイ。
  3. 国際親善試合恒例のユニフォーム交換ができなくなる。
  4. これを認めてしまうと、adidas など、他のスポーツ用品メーカーが後々 puma に特許料を請求されるかもしれない。
  5. サッカーのユニフォームが高くなることが予想され、ボールさえあればどこでもできるという「取っつきやすさ」が失われかねない。

ということで、これは FIFA に対して強力な発言権を持つスポーツ用品メーカーが横槍を入れたのかもしれない。(多分 adidas)サッカーのユニフォームでシャツとショーツが別々になっていることは、さほど重要じゃないと思うのだが、皆さんはどう思う? フォワードがディフェンスをスピードで振り切るシーンが増えてエキサイティングだと思うけどな。

W杯予選、カメルーンの勝ち点6はく奪…FIFA(読売新聞)

5月22日追記

FIFAがカメルーンに恩赦、減点6取り消し(5/21 nikkansports.com より)

国際サッカー連盟(FIFA)は21日、規則に違反するユニホームを着用したとして06年W杯アフリカ予選で勝ち点6減点を科したカメルーンへの処分を取り消すことを決めた。20万スイスフラン(約1800万円)の罰金はそのまま。

ということで、カメルーンは命拾いしたわけだが、FIFA に逆らうとロクなことがないということだね。日本代表はおとなしく adidas のユニフォームを着つづけた方が良さそうだ。