魚が消えていく…

NHKデータマップ63億人の地図

2004年4月28日

「データマップ 63億人の地図」(NHKスペシャル)の第4回。「魚が消えていく…」を見た。まず最初はモロッコからの映像だ。アタシは去年の年末に「世界丸かじり」(本マグロはクロアチア産?)という文章を書いたが、モロッコはその文章の中で「タコの産地」として登場している。

ところが、去年の9月からモロッコのタコ漁は行われていない。最初は2ヶ月だけの禁漁を予定していたが、禁漁は今もなお続いている。つまり、現在モロッコからのタコ輸入量はゼロなのである。これは恐ろしいことに日本で消費されるタコの約1/2が消えたことを意味するのだ。

そう言えば・・・最近タコを食べてない。タコの値段は確実に上がっているはずだ。その他にも、クロマグロ、メカジキ、ミナミマグロ、スケトウダラなどが絶滅の危機に瀕している。スーパーで売っているマグロの多くは地中海産の畜養マグロだし、最近はサバやサケでさえノルウェー産が幅をきかせているのである。

アタシは釣りを趣味にしているが、最近は大サバが釣れると喜んで家に持ち帰る。(昔はいくらでも釣れたが、今は釣れても型が小さい)アオリイカも2000年までは釣りに行くたびに必ず釣れたが、今は釣れればラッキーという状態になり、とうとう伊豆の各地ではアオリイカの禁漁期間が設定されることになった。

アオリイカの禁漁区と禁漁期間(伊東漁協)

伊東漁協が設定したアオリイカの禁漁区と禁漁期間

その他、伊豆下田の犬走島堤防。ここはアタシがかつて毎週通っていたアオリイカの釣り場だが、今は地元の人達が自主的な禁漁を呼びかけて「アオリイカ釣り禁止」の看板を立てているらしい。これは漁協による「禁止」ではないので法的な強制力はないらしいが、資源回復のため皆さんも従ってもらいたい。要するに漁獲量が激減してしまったのだ。(アタシはここ2年ばかり犬走島堤防でアオリイカを釣ってないよ)

さて、NHKデータマップに話を戻そう。

最近ものすごい勢いで漁獲量を増しているのは中国だ。中国が尖閣諸島や沖ノ鳥島にこだわる理由はそこにあるのだろう。要するに日本の排他的経済水域(200海里)が目障りなのである。それからNHKはこんなことも言っていた。このままいけば2030年に世界は今の2倍の漁獲量を必要とする。(特に中国は凄まじい勢いで捕りまくるだろう)

しかし、そんなことは不可能に近い。捕れるだけ捕ってしまうトロール漁法を続けたら2030年には漁業資源が枯渇してしまうはずだ。日本人も食生活を見直さなければイケナイ。たとえば3年間サバを食べないとか、タコを食べないとか・・・苦しいけれども我慢が必要だ。

それから、日本の200海里内で操業する中国や韓国の船を見つけたら実弾射撃をしてでも追っ払わなければイケナイ。そのための法整備も必要だろう。ヤツラは確実に境界を越えてくる。これをやらない限り、日本人が我慢しても資源は回復しない。中国が「靖国がどうのこうの」と言ってくる理由は、日本の憲法改正を危惧してのことだろう。憲法が改正されて、中国の漁船が日本の経済水域(200海里内)に入った途端に攻撃されるのを恐れているのだ。

でだな、最後に結論だが・・・釣り人はなるべくルアーで魚を釣ろう。ルアー釣りってのは、やる気のある魚しか釣れないし、釣り方そのものに面白味があるので、釣果が1匹、2匹でもエサ釣りより満足度が高いのだ。アタシャ近所中に配るほど釣ったことなんかありゃしないよ。近所中に配るぐらいならサッサと竿を仕舞うか、釣ったそばからリリースしてしまう。皆さんも『釣れすぎたら近所に配りゃいい』という考えは捨てた方がイイだろうね。

もしも近所の人に「最近、釣りに行ってないの?」と言われたら、「資源保護のために家族分しか持ち帰りできなくなった」と言えばいいのさ。簡単なことだよ。