体操ニッポン復活

金メダルラッシュ

2004年8月17日

アテネオリンピックは時差が最悪ですね。特に夜の競技は日本の丑三つ時です。みなさんはほとんどの競技をVTRで見てるんじゃないかな? でも、アタシはほとんど生中継で見てるんですよ。普段からギリシャ時間で生活しているので、まったく問題ないわけです。(別に威張るようなことじゃないけど・・・)

去年買ったデジタルハイビジョン・チューナーも活躍してますよ。デジタルハイビジョンなら画面に文字解説を出すことができるし、観られる競技数も断然多いんです。だから主な競技はほとんど生中継で観ました。

アタシが使ってるのは SHARP デジタルハイビジョン・ハードディスク内蔵・DVD レコーダー。これ1台あればデジタルハイビジョンの受信ができて、それをハードディスクに録画でき、さらに DVD レコーダーも付いてるというスグレモノ。だけど去年は11万もした80GBモデルが今は6万円台だと・・・(もう売り切れてます)

(T⊥T)

それにしてもハードディスク内蔵・DVD レコーダーはずいぶん値下がりしたね。デジタルハイビジョンチューナーが付いていないモデルだと今は4万円台からあるよ。

シャープ HDD内蔵DVDレコーダーDVHR300

しかし、やっぱり生で観ると緊張感が違う!

特に今朝の男子体操は手に汗握る試合でした。結果を知ってて観るのとは大違いです。今回のルールは大変厳しくて、ひとりも失敗できないんですよ。だから完成度50%の大技は使えません。個人競技なら試す価値があるけど、団体競技では大失敗がチームのメダルに影響するのです。たとえば鉄棒や平行棒から落下したり、床運動でしりもちをつくと、そのあと高得点を連発しても、なかなか追いつかない大差になってしまうんですね。

まず最初は日本が苦手とする床運動でした。最初の演技者は塚原直也。観ている方も緊張したけど、体操のトップバッターってのはプレッシャーが半端じゃないでしょう。塚原はちょっとバランスを崩したので、無理せずに連続技の最後をカットしました。あとで考えてみると、この判断は正しかったと思います。そのあと中国の選手が大失敗して大きく出遅れましたからね。

その後は終盤までルーマニアが1位をキープしました。最初が得意種目だったルーマニアは乗ってしまったようです。途中の種目では鹿島選手のあん馬が見事でしたね。いきなり難しい開脚旋回から入って、旋回の速度も見栄えも最高でした。何度でも繰り返して観たいぐらい最高の演技!

そして終盤、平行棒と鉄棒が凄かった。この2種目は日本のお家芸です。必ず追いつくと信じてたけど、それにしても技の難易度が超人的なんです。平行棒の屈身べーレだったかな? これは他の国の選手もできる技ですが、そのあとの倒立がまったくブレないんですよ。もう余裕のよっちゃん!

団体競技の平行棒には出ませんでしたが、中野選手の持ち技はスーパーE難度の「後方抱え込み2回宙返り1回ひねり」。これはモリスエに1回ひねりを加えるという超大技で、今のところ中野選手しかできません。種目別に出ると思うので是非注目してください。

Video files(Real Player で技が観られるんだけど、ナカノはまだ見られない)

ここでルーマニアとの差は0.06ポイントとなり、最後の種目・鉄棒に移行しました。0.06ポイントってのはフィニッシュで1歩踏み出しただけで逆転する点差です。金メダルへの期待が高まって参りました。

あれ? 塚原がいないぞ!

そうなんです。今回、塚原は鉄棒のメンバーに入ってなかったんです。個人総合を狙うには、この種目も出る必要があったんですけどね、個人総合は、米田功(徳洲会)と冨田洋之(セントラルスポーツ)で臨むことになったのです。

あとはみなさんもご覧になったでしょう。鉄棒では米田、鹿島、冨田の三人がカンペキな演技をして28年ぶりの団体優勝となったわけですが、生中継で観ていたアタシは、最後の冨田が着地を決めたとき、近所中に聞こえるような大声を出しちゃいましたよ。

よっしゃぁぁぁぁーーーっ!

(`⊥´)ゞ 早朝なのにすんません。

それでは、その他の競技についてです。

北島康介

正直言って『銀だろう』と思ってたんですけどね、『日本人もプレッシャーに強くなったなぁ』と思います。きっと日本チームはメンタルトレーニングをしているんでしょう。その成果がアテネオリンピックに出てます。

柔道

前回のオリンピック後にルールがずいぶん変わったようです。今回は審判のレベルがとても高いと思いました。相手の攻撃を封じる「片襟」などの反則を厳しく取るようになってるんですよ。(6秒以上で反則)あと、技のかけ逃げもすぐに「指導」。

これによって「一本勝ち」が増え、柔道本来の面白さが復活したのはとてもいいことです。特にスゴイと思ったのは野村選手の準決勝。ずっと釣り手を取らせてもらえなかったんですが、相手が技をかけてきたとき初めて釣り手を取れたんです。そしたら次の瞬間、相手がクルッと一回転してました。

あの凄さは柔道をやったことがある人じゃないとわからないでしょう。アタシは柔道を6年やってたんですが、咄嗟に的確な技を出す野村はどう考えても天才です。古賀の背負い投げも凄かったけどね、あれはわかってても投げられちゃうという、いくぶん強引な技でした。でも野村の技は違うんです。臨機応変で技の多彩さ、キレ味が素晴らしい。

もうひとつ柔道で感動したのは横沢選手の袖釣り込み腰ね。残り時間ゼロ秒で一本勝ちなんて初めて見ました。あれは素晴らしい技だったな。よくあの場面で出せたと思って、とても感心しました。

王子サーブ

愛ちゃんが八百屋のオッチャンに習ったという「王子サーブ」。初戦でもリードされたところで使ったんですけどね、2球とも簡単に返されちゃいました。あのとき愛ちゃんが見せた表情が忘れられません。ここから先は「巨人の星調」で読んでください。

『よーし、ここで王子サーブだ!』

愛はバック側に高くトスを上げた。そして次の瞬間、上からかぶせるようにボールの斜め上を強く擦り下ろした。

“パシッ!”

『そ・そんな馬鹿な・・・王子サーブが返されるなんて』

『今のはマグレだ、よーしもう一丁! 今度はどうだぁぁぁ・・・』

“パシッ!”

『ま・負けた・・・』

魔球を打ち返された愛ちゃんは泣きべそでした。2ゲーム先に取られたので『もうダメかな』と思いましたね。でも、そのあと逆転したのは大したもんです。見かけによらずスゴイ精神力!

それでは最後にオリンピック観戦が10倍楽しくなるページを紹介しましょう。これを読めばアナタもにわか解説者になれる!

アテネ五輪大図鑑(asahi.com)

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