ヘルボーイ

赤い猪木

2004年10月15日

きのうのデビルマン(緑の悪魔)に続いて、今日はアメコミが原作のヘルボーイ(赤い猪木)を観てきた。どちらも似たようなダークヒーローが出てくるアニメの実写版なので、今日は両者を比較してみよう。

まず、ヘルボーイはデビルマンのような変身モノではない。ヘルボーイは元々人間ではなく、地球外から来た怪物なのだ。顔はアントニオ猪木、体はボブ・サップがさらに肉襦袢を着込んだぐらい筋肉隆々の大男。肌は真っ赤で水牛のような角が生えている。だが、見た目に似合わずヘルボーイの性格は温厚で、ちょっと情けないところがボブ・サップにそっくりだった。

ストーリーは単純明快。ヘルボーイが次々に襲ってくる怪獣を蹴散らし、危機一髪のステージを乗り切っていくアクション・アドベンチャー。子供でも安心して観られるのは良いことかもしれないが・・・、ひねくれ者のアタシが観るとわかりやすすぎるんだよなー。最近観た映画では【ヴァン・ヘルシング】もこんなカンジだった。荒唐無稽な設定も VFX(Visual Effects)のクォリティーが高いので納得させられてしまうのだ。

絵は面白いけど、内容がないよー。つまらなくもないが、そんなに面白くもない。これがアタシの率直な感想だね。デビルマンと比べると圧倒的にキャラクターの動きがスムースだし、画像や音響のクォリティーが高い。だけど、ダークヒーローらしくないんだよ。姿は鬼のようだが、中身は単なる正義のヒーローでしょ。

アタシの場合、映画を観て「面白い感想を書けるかどうか」が重要だから、わかりやすすぎるとどうしても低目の評価になる。だからヘルボーイの評価は「おヒマなら」の C にしかならない。たとえそれがクソ映画でも、語ることが多ければネタとして価値があるんだけど、ヘルボーイの場合は観て得をした気分にならなかった。

釣りもまったく同じだ。ほとんど予想通りで、何のハプニングも起こらなかった日は、まあまあの釣果でも書くことが思い浮かばない。そんな日より、むしろ何も釣れなくてもオカシナ事件が起きたときの方が強く印象に残るんだよね。どっちの日が釣りに行って価値があったか?・・・そう考えると「何も釣れなかったけど、オカシナ事件が起こった日」と答えたくなる。

ということで、デビルマン(緑の悪魔)とヘルボーイ(赤い猪木)の対決は・・・デビルマンの場合、「なんじゃこりゃ?」(本来 D 評価)というほどの出来だったが、宇崎竜童、阿木燿子の夫婦が出ていたおかげで C 評価に上がった。一方、ヘルボーイの場合は平均点(本来 B 評価)をつけられる出来だったが、あまりにも平凡で得をした気分にならなかったので C 評価に下がった。つまり、評価上は引き分けってことだ。同じ評価なら、金がかかってない分「緑の悪魔」の勝利かもしれない。まあ、異論反論もあると思うけどさ。

ヘルボーイに出てくるキャラクターでは、クロエネン(KROENEN)がチョット面白かったかな? ナチスの残党という設定になっていて、仮面ライダーみたいなマスクをしてるんだよ。トンファー型の剣の使い手で、なぜかわからんが自分で胸のゼンマイを巻くんだ。

前の席に陣取っていたアメリカ人のカップルは喜んでたみたいだけどね。ヘルボーイのキャラクターに馴染みがないので、日本人にはあまり受けていないようだった。まだ封切り間もないのに観客が少なかったよ。やはりこの手の映画はキャラクターに馴染みがないとイケナイ。もしこの映画を観るなら、予めキャラクターについて知っていた方が面白いだろう。

デビルマンもヘルボーイもキャラクターのフィギュアが発売されているので、フィギュアの説明を読んでみるといいね。デビルマンのキャラクターとしては、シレーヌ、サタン、ジンメンなど。ヘルボーイのキャラクターとしては、エイブ・サピエン、クロエネン、ラスプーチンあたりを検索しておくとイイよ。

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