「オールド・ボーイ」の感想

Kの国風アレンジ

2004年11月9日

すでに【オールド・ボーイ】を見終わってから8時間が経過したが、感想をどう書いていいか迷っている。ネタバレ厳禁という制約があるので、なかなか難しいのだ。

この映画は今年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞した作品で、原作は日本の劇画である。制作国の韓国では350万人を動員する大ヒットを記録したと言うから、どれほどスゴイのか確かめたくなった。(韓国の人口は2003年調べで4793万人:About BizMarketing

オールド・ボーイ(4)

「オールド・ボーイ」土屋 ガロン(著)嶺岸 信明(イラスト)

それでは、感想を書いてみよう。

鑑賞中

『ストーリーが独創的。スゴイ発想だよ、これは!』(設定にグイグイ引きこまれる)

『寿司屋の板前がいい! ちょっとムラムラ』(女の板前だよ。カン・へジョンは今後注目かな?)

『や・やめてくれぇー!』(思わず目を覆いたくなるシーン)

『これはサスペンス・ミステリー + バイオレンスだな』(バイオレンスってダメな人もいるけど、アタシャけっこう好きなんだ)

鑑賞直後

『ひとくちに「復讐」と言っても、これは度を超して陰湿な復讐だ。オソロシー!』

『A をつけてもいいぐらい完成度が高くて衝撃的な映画だけど、笑えねー!』

『ネタはいかにも韓国らしいなー。これは原作と違うぞ、きっと』

家に帰って公式ホームページのチェック後

監督インタビューにこんなことが書いてあった。

復讐というテーマは時代と場所を越えて、どんな人間にもアピールするテーマだと思います。誰かに傷つけられたら、その人は当然仕返しをしたいと思うでしょう。

これには異論あり! アタシの場合は傷つけられた相手に仕返しするより、その相手を記憶から素早く消し去ろうとする。復讐なんてめんどくさいことをしようとは思わないのだ。

たとえばこのあいだこんなことがあった・・・

  1. アタシは映画を1本観たあと、お気に入りのラーメン屋に入った。
  2. そのラーメン屋には過去に30回ぐらい入っている。
  3. アタシの顔を覚えている店長はその日休みだった。
  4. その日は映画館のレディースデイ。ラーメン屋は非常に混んでいた。
  5. カウンター席に座って注文を告げると、すぐに若い男の2人連れが入ってきた。
  6. 2人もカウンター席に座った。そして餃子だのライスだの4人前ぐらい注文した。
  7. 残るカウンター席は3席だが、その3席は飛び飛びになった。テーブル席に空きはない。
  8. そこへ3人連れの客が来た。ひとりは女だ。
  9. アタシは店員に言われるまでもなく一番端の席に移動してやった。
  10. あとから来た2人連れも飛び飛びになった3席がくっつくように席を詰めた。
  11. 3人連れもかなりいろいろ注文した。「煮たまご」だの「餃子」だの「麺かため」だの「アブラすくなめ」だの、口々にいろいろ言ってる。
  12. 最初に男の2人連れが注文した品々が出てきた。(イヤな予感)
  13. 次に出てきたのは3人連れが注文した餃子だった。(マジかよ)
  14. 最後に出てきたのは3人連れが注文したラーメンだった。(厨房はホッと一息)
  15. と・飛ばされたー! 2本目の映画が始まっちゃうよー。もうチケット買ってあるのにぃー。
  16. ヾ(`Д´)ノ ムキーッ!
  17. アタシはアルバイト店員にこう言った。
  18. 「オマエ、注文飛ばしたな。もう帰るぞ!」
  19. 店の空気が映画【デイ・アフター・トゥモロー】のような猛スピードでフリーズした。
  20. 直後にこの店はアタシの辞書からデリートされた。

『もう二度と行かない。どんなに味が気に入っていても』・・・ただそれだけだ。それがオレ流。(アナタならこんなときどうする?)

だが、【オールド・ボーイ】の場合は違う。陰湿極まりない。ラーメン屋の件にたとえると、15年間も閉店後に店の前で立ちションしたり、店先に犬のクソを置いたり、看板にイタズラ書きをしたり、ホームページを荒らしたり、ありとあらゆるイヤガラセを繰り返す。

そして15年後に店にひょっこり現れて何食わぬ顔でラーメンを注文し・・・「久しぶりだな」(ニヤリ)・・・そんなカンジ。あとは見てのお楽しみだが、このオチはいわゆる韓流ってヤツだろうか? 日本的じゃないことだけは言っておく。日本人はそこまで根に持たんぞ。ちょっと韓国人のイヤな部分を見せつけられた気がしたので評価は A- にしておこう。