「笑の大学」の感想-2

舞台の脚本

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2004年11月11日

さてと、それでは【笑の大学】の感想を書こう。まず、けっこう笑えたから印象は悪くない。ただし、これはどう見ても舞台向けの脚本でしょ。家に帰って調べてみたら、最初はラジオドラマとして書き下ろされ、その後、舞台でも上演された作品だということがわかった。

わざわざ映画館に足を運ばなくても、どうせテレビで放送するから、そのときに観ても遅くない。だからアタシの判定基準で言うと B 止まりってことになる。「オススメ」(B+ 以上)までは届かないのだ。

「人を笑わせることがそんなに大事かね?」

「大事だと思います」

このセリフは大好きだけどね・・・【笑の大学】

もっと映画館向きに書き直してほしかったんだよ。それをやらなかったということは、芝居の脚本をそのまま流用したってことでしょ。それでは映画ファンをチョイとなめてると思うワケ。だからマイナスポイントがついて、印象点は B- になるね。現在の役所広司にピッタリの役どころだからフィルムに残しておくのも悪くない。だけど、これでは映画館に足を運ぶ意味があまりないんだよ。

たとえば、きのう観た【血と骨】の場合、テレビで流せるような内容じゃないので、映画館で観るか DVD が出るのを待つしかない。アタシの評価は B だったが、映画としては【笑の大学】より間違いなく上だ。オススメしてヒドイ目に遭う人がいると困るのでプラスをつけなかったが、個人的には B+ にしても良かったぐらいだよ。

【血と骨】の印象点は、観る人によって激しく上下するだろう。ネタバレになるから書けないが、【血と骨】には凄惨なシーンがいくつもある。だから、F(嫌悪)をつける人もいるだろうし、A(感動)をつける人もいるはずだ。映画って本来そういうモノじゃないかな。テレビで流せないぐらい強烈なモノが許されるのが映画だと思うワケ。映画館なら入口で子供をシャットアウトできるからね。

【笑の大学】は、「演劇も面白いから、映画館だけじゃなく、たまには演劇場にも足を運んでください」と言ってるように感じた。だから映画館で観るのもいいけど、DVD の発売を待ってもいいと思うよ。