2005年1月6日
旅行中の北海道で妹が乗ったクルマに鹿が衝突したらしい。なんでも、鹿をはねたと言うより、鹿の方からぶつかってきたそうだ。
「いま電話したらね、自動車保険、おりないって言うんだよ。そんなのありーっ?!」
「保険効かないって?」
「効かないって言うんだもん」
「で、損害はいくらぐらいよ?」
「バンパーとボンネットとヘッドランプ・・・それから方向指示器のカバーで、だいたい20万円だって」
「車対車じゃないからだろ。でも、確か高速道路の石跳ねでフロントグラスが割れたときは出るはずだぞ。エコノミーワイド補償付けてるだろ」
「付けてるよ。じゃあ、鹿だって出るよねー。飛んできたんだから」
「俺が訊いてやるよ。ところで、鹿は食べたのか?」
「森に逃げたよ」
「なーんだ、食べてないのか」
実は妹も同じ代理店で保険をかけている。しかも、その代理店は大学の同窓生がやっているのだ。
「なんで鹿が当たったら保険おりないんだよ。高速道路の石跳ねでフロントグラスが割れた時は出るだろ」
「飛来物の時は出るんだけどね・・・」
自動車保険の補償例(クリックで拡大)
「ほら、自転車との衝突だとエコノミーワイドの場合、補償できませんって書いてあるだろ」
「飛来物だよ。物の飛来は補償されますと書いてある」
「飛来物ぅ? うーん、鹿は確か自転車と同じ扱いだよ」
「いや、鹿に見えたけど、実はトナカイだった」
「トナカイー?」
「そうだよ。サンタクロースが運転するソリを曳いてたから、空からの飛来物だ」
「基本的に、ナンバーが付いてないと補償外なんだ。だからオートバイはオッケー。でも、自転車はダメ。サンタのソリにナンバーはついてないだろ」
「ナンバーは付いていたらしい」
「ウッソー。だとしても、あて逃げになるよねー。やっぱダメじゃん」
「いや、サンタはいい人だからあて逃げなんかしない。急いでいただけさ。子供達にプレゼントを配らなきゃいけないだろ。だから、警察を呼ぼうと思ったけど、時間がなかったから、その場は許してやったんだ。今度のクリスマスに来るとき、少し早めに来て交渉することになってる」
「ナンバーは?」
「北見 3 た 964」