ネバーランド

予備知識が必要

2005年1月19日

この映画を観るなら、せめてピーター・パンのあらすじは読んでおいた方がイイ。公式ホームページに載っているから、これから観る人は読んでから出掛けよう。

アタシの場合、ジョニー・デップ主演ということしか知らなかったので、30分経ってもどんな物語だかまったくわからなかった。冒頭のシーンは1903年のロンドン。主人公が劇作家ということは最初にわかるのだが・・・ピーター・パン(劇中劇)は後半になってはじめて出てくるのだ。

この物語は「ピーター・パン」上演100周年を記念して、劇作家ジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)が、美しい未亡人と幼い息子たちに出会い、不朽の名作「ピーター・パン」を生み出すまでを描いている。

それだけ知っていればあとは楽しめるだろう。ジョニー・デップは見るたびにまったく違う人だ。海賊、精神異常者、殺し屋、上流社会の二枚目・・・どんな役を演じても絵になる。ジョニー・デップの魅力は、印象的な目と、角張ったアゴと、こけた頬だろう。最近の日本人はアゴが角張ってないから、男らしさが感じられないのかもしれない。

空想の世界に逃避して大人になりきれないピーター・パン。胸躍る冒険の数々。ちょっとだけイマジネーションを働かせれば、どこにもない世界が目の前にひろがる。でも、そんな空想の世界に住みつづけると社会に適合できなくなる。その見本がマイケル・ジャクソンであり、この映画の主人公ジェームズ・バリである。

未亡人役のケイト・ウィンスレット(タイタニック)は母親役が板に付いていた。いくつなんだろう? 調べてみると、1975年生まれで、両親ともに俳優という演劇一家育ち。2003年に結婚して今は一児の母親らしい。

評価は B+ にしておく。映画館で観るべきスペクタクルはないが、じわっと涙がこぼれる感動的な話だ。