映画と釣り

人気と市場規模

2005年2月5日

今日は最近のニュースに出てきた「数字」について考えてみたい。昨年、映画館に足を運んだ人の人数と興行収入。さらに釣り人口と、その市場規模についてだ。

読売新聞(1月31日)より

昨年1年間に劇場に足を運んだ人の総計は、前年比4・8%増の約1億7009万2000人。

昨年1年間の興収は2109億1400万円。

映画館での映画鑑賞(マイボイスコム)より

最近1年間、映画館で映画を見ている割合は71%で、「1回程度」(20%)、「2〜3回」(26%)、「4回以上」(25%)です。男性に比べ女性の鑑賞頻度が高くなっています。(男女比 男性42%、女性58%)

しかし、マイボイスコムを利用している人のアンケートだから、15才以下の子供や65歳以上のお年寄りは極端に少ないだろう。その点を考慮すると日本の総人口、約1億2700万人中、映画館に足を運んだ人(有料入場者)は5割強の7000万人ぐらいではないかと想像できる。

これらの数字から、就労年齢人口のうち、約7割が映画館に足を運び、その回数は年2〜3回が偏差値50。一人が年間に使うお金は約3,000円だと推測できる。つまり、「日本の映画館に落ちるお金は利用人数の割に少ない」ってことだね。

次に、特定外来生物にオオクチバス(ブラックバス)が指定されたというニュースから数字を拾ってみよう。

asahi.com(1月31日)より

外来生物法:日本在来の生物を捕食したり、競合したりして生態系を損ね、また、人や農林水産物に被害を与える恐れがある外来種を「特定外来生物」に指定し、輸入や飼育を規制する法律。違反した場合、個人は3年以下の懲役や300万円以下の罰金、法人は1億円以下の罰金が科される。04年6月に公布され、今年6月に施行される。

環境省>自然環境・自然公園>特定外来生物等の選定について

バスフィッシング人口300万人の根拠及び市場規模1000億円の根拠について・・・

バスフィッシング人口300万人は妥当な数字だと思う。総人口1億2700万人中の2.36%。てことは100人中2〜3人でしょ。この1年でバスを1匹でも釣った人はそれぐらいいるだろう。でも、市場規模1000億円はちょっと怪しい。特に過去2年間の落ち込みは激しく、新しい道具が売れていないからね。

とにかく日本のレジャー業界は、ここ10年でガラリと変わった。安近短(あんきんたん)が常識になって、方々飛び回る人は極端に少ない。じゃあ、その他大勢はどうしているかというと、検索サイトや BLOG でまず下調べをする。『とりあえず行ってみよう』とは考えない。みんな費用対効果を重視しすぎなんだ。だから「近場で釣れる」という言葉にはめっぽう弱い。

バスの将来が閉ざされれば、イッキに釣り人口が落ち込むだろう。だが、それは元々釣り好きな人にとっては好都合とも言える。混んでいる釣り場は魅力がないからだ。これからは本当のマニアだけが生き残って、いい釣りをするだろう。

そうなると「釣り人口が少ない割には落ちるお金が大きい」ということになる。年間一人あたり5万円以上になるんじゃないかな。ただし、消耗品以外の新品は売れないよ。昔と違って中古を買いやすくなったからね。特にバスロッドや淡水用の小型リール、フライフィッシング用品は中古市場に腐るほど眠っているのだ。