ステップフォード・ワイフ

字幕上映は少数派

2005年2月8日

字幕で外国映画を見ている国って案外少ないらしい。まあ、考えてみれば納得だけどね。日本語には漢字があるから字数を減らせるでしょ。限られた字数でも、なんとかセリフの雰囲気を壊さない訳ができる。早口でスラングだらけの俳優が出てくる映画は苦しいけどね。たとえば、エディー・マーフィーとか・・・

この映画は、英語の教材として使えるかもしれない。『なるほど、英語ではこう言うのか』という表現が随所に出てくる。たとえば、初っぱなの演説シーンとか、メンズクラブでの会話とか、ゲイの話し方とか。おそらくこの映画を吹き替えで見たら全然ダメだろう。完全にぶち壊しだと思う。特にニコール・キッドマンの声は本人じゃなきゃダメだ。

そう言えば、韓国語も吹き替えだとイマイチだね。韓国語の調子は日本語とまったく違う。吹き替えの「冬ソナ」を見ると気が抜けたビールのような気がするでしょ。皆さんはそう思わないかなぁ?

アタシャいろんな映画を見るけど、吹き替えの方が良さそうなのもたまにある。特に香港映画は吹き替えの方がイイかもしれない。トニー・レオン(インファナル・アフェア、2046など)の声はかなり間抜けだから、坂本龍一にやってもらったらいいんじゃなかろうか。

さて、ここで「ステップフォード・ワイフ」の話に戻ろう。この映画の見どころは、一にも二にもニコール・キッドマンだから、ニコール・キッドマンが好きじゃないとどうしようもない。評価は B- ってところだな。アメリカ人は大笑いかもしれないが、日本人の観客はほとんど笑ってなかった。どうも日本人にはわからないTVネタが多かったような気がする。

たとえば、ヴィーゴ・モーテンセン(ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役)のTシャツがゲイとどういう関係があるのか・・・とかね。そこは多分、大笑いさせたい場面だったと思うのだが、今日の観客は誰も笑わなかったよ。

蛇足:この映画にはコネチカット州で撮影されたシーンが多いが、コネチカット州の州都はハートフォードである。原作の「ステップフォード」はコネチカット州のフェアフィールド・カウンティという町をヒントに書かれたそうだ。コネチカット州の雑学(トリビア)によると、州都ハートフォードには数十もの保険会社の本社があって「保険の都(Insurance Capital)」の別名を持っている。また、映画に出てくる大邸宅はコネチカット州の南西部にある避暑地・ニューケーナンにある高級コミュニティーで撮影された。