自動車保険の話-1

ピラニア家族

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2005年3月1日

友人Mの職業は損保会社の代理店である。うちは火災保険や自動車保険でMの代理店を利用しているが・・・最近の自動車保険は代理店を通さずにネットで申し込んだ方が大幅に安い。

たとえばアタシが入っている自動車保険は、友人Mを通すと6万円台。ネットで同条件を入力して自動車保険一括見積もりで調べると3万円台になってしまう。

「おいおい、こんなに安いのがあるぞー。なんとかならないのか?」

「乗り換えてもいいよ。どうしようもないから」

「6万円の保険を売って、手数料いくらもらえるの?」

「7千円ぐらいかな?」

「えっ! そんなもんなの? バカみたいじゃん」

「ほんとにバカみたい。代理店はどんどん利益を減らされてるんだよ。チューリッヒみたいにネットと電話だけでやれば6万円台が3万円台になっちゃうからね。代理店に将来はないよ」

「いったいその差は何なのさ?」

「保険会社のお偉いさんがお得意さんとゴルフをやる経費とか・・・、営業所の経費とか・・・、さらに代理店の分があるでしょ。ハッキリ言ってチューリッヒにかなうわけないんだよ」

「そっかー。じゃあ、3万円得した分で魚を送ってやるよ。年に2回は遠征するし、イカがたくさん釣れたときや、カツオがたくさん釣れたときにクール宅急便で送ってやる。それでチャラ以上にはなるだろ。わずか7千円じゃーなー」

この話には伏線がある。M家はピラニア家族なのだ。小学校2年生を頭に刺身が大好物という3人姉妹がいる。去年の4月、松山沖で釣った魚をクール宅急便で送ったときのこと。

「どうだ、うまかったか?」

「うん、ありがとう。1日で全部食べちゃったよ」

「えーっ! 1日で全部?」

(`ё´!

「イカとハマチとカサゴは刺身でしょ。タチウオは塩焼きで食べたよ」

「あ・の・なー、あのアオリイカは超高級イカなんだぜ。それも1.2キロはある大物だったはず。伊豆あたりで買っても4千円は下らないぞ。それをまだ味の違いもわからない幼児に食わせてどうすんのよ?」

「さすがにあれだけ大きいと食べでがあったね」

「バカ言ってんじゃないよ。その他にハマチもあったよな。あれだって50センチはあったぞ。秋に相模湾で獲れるヤツとは全然味が違う。伊予灘の急流にもまれた天然物だぜ!」

「ペロリだよ、ペロリ」

「まったくもぉー、オマエの家族はどうかしてるよ。まるでピラニアの水槽にエサを投げ込んだみたいだ。その他にもメーター級のタチウオ3匹とカサゴが3匹ぐらい入ってたはずだが・・・」

「それも全部1日で食べた」

「・・・」

(´⊥`)ゞ

そして先週の松山釣行。今度はさらにたくさん送ってやった。メーター級のタチウオ12、3本、400〜500gのコウイカ5杯、20センチオーバーだけを選りすぐったメバル5匹を送ったのだが・・・なんと! 2日目にはゲソぐらいしか残っていなかったらしい。

発泡スチロールはせいぜい100g。クール宅急便を送るときに重さを量ったら10キロほどあった。氷が2キロとしても合計8キロぐらい魚とイカが入っていたはずだ。ピラニア家族恐るべし!

今回、3万円ほど保険代が浮いたから、今度はその金で高知へ行ってみよう。キハダマグロぐらい釣らないとピラニア家族が1日で食べ尽くしてしまう。

★エスキモーは食べ物があるときに食べられるだけ食べて「食いだめ」をすると本で読んだことがある。(およそ40年前の本)だが、今はエスキモーだって冷蔵庫を買って計画的に食料を食べているのだ。

まったくもぉー、まったくもぉー、まったくもぉー! M家は限度というものを知らない。まるで大昔のエスキモーみたいな家族である。

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