ナショナル・トレジャー

アビエイターとの比較

2005年3月31日

この映画は【アビエイター】と違って日本人にも楽しめそうだ。「フリーメイソン」「テンプル騎士団」といった聞き慣れない言葉が出てくるが、それらをまったく知らなくても別にかまわない。

公式ホームページ(予備知識を仕入れたければどうぞ)

ジャンルは宝探しの謎解きと冒険活劇をミックスしたもので、主演はコン・エアーのニコラス・ケイジ。助演女優はトロイでヘレン王妃を演じたダイアン・クルーガー(モデル出身のスタイル抜群美人)。それから悪役にはロード・オブ・ザ・リングのボロミヤ役で有名になったショーン・ビーン(悪役もまた似合う)。

ということで、なかなか役者が揃っていた。そして、プロデューサーはパイレーツ・オブ・カリビアンのジェリー・ブラッカイマー。この人はハリウッドを代表するヒットメーカーで、わかりやすさ、派手なアクション、人を飽きさせない話の展開が得意。

だからなかなか面白い。まさか途中で寝てしまう人はいないだろう。ただし、いかにも勝利の方程式というカンジだから、『これまで観たものの組み合わせ』と感じる人もいるに違いない。その辺をどう評価するかでちょっと迷う。どうしよう? とりあえず一発ギャグでも行ってみるか。

ナショナル 酸素エアチャージャー

これは「ナショナルレジャー」で検索したら出てきたナショナル・酸素エアチャージャー。肉体的に疲れているとき、イライラするときなどに酸素30%の空気を吸うと効果的なのだとか・・・

さて、それでは次にこの映画で印象に残ったシーンをピックアップしてみよう。ビックリしたのは、ニコラス・ケイジが海に飛び込むシーンだ。このシーンになったら目を皿のようにしてちょうだい。すると海の中にトイレットペーパーが漂っているのが見える。ニコラス・ケイジのポヤポヤの髪の毛とともに水中をフワフワ漂っているのだ。

この水中シーンは本当に海で撮影したのだろうか? それともプールをわざと汚して撮影したのだろうか? それは今のところわからないが、もし本当の海だとすればモノスゴク汚い海だし、プールだとすればモノスゴイ細部へのこだわりだと思う。どちらにしてもかなり水が汚れていることは確かだ。

大道具、小道具が実によくできていて、安っぽさは微塵も感じられなかった。そういう細部へのこだわりはさすがにハリウッドだ。日本映画だと、やりたくても予算の関係でできない芸当だよ。ただし、アビエイターほどではない。アビエイターの場合、ほんの5分のシーンに衣装代だけで2億円も使ったと言うからスケールが違う。

どうしよう? 【アビエイター】を B にした直後だから採点しにくい。気軽に映画を楽しみたい人には【ナショナル・トレジャー】を勧めたい。その場合、評価は B+ になる。だが、話が多少重くても、豪華絢爛な衣装、ダイナミックな空中映像、迫真の演技などを楽しみたい人は【アビエイター】だろう。

どっちもどっちだから【ナショナル・トレジャー】も B にしておこうか。この映画は気軽に楽しめるが、あとになーんも残らない。その場限りの楽しみだよ。