株談義

縁起でもない「まさか」

2005年4月1日

ピラニア家族(損保代理店)に行ったら、オッチャンと株談義になった。

ピラニア「このあいだブログにライブドアのことを書いてたよね」

アタシ「うん、書いたよ」

「そこに『ライブドアのおかげでM&A丸わかり講座をタダで受講してるみたい』って書いてたじゃん」

「うん、その通りでしょ」

「よっぽどブログにコメント付けようかと思ったけど・・・」

「なんだよ・・・どうかしたの?」

「高い授業料払っちゃったよ」

「えーっ、まさかライブドアの株・・・買ったのか? 性懲りもなく」

「そのまさか

※ピラニアのオッチャンはニッポン放送株のM&A話に乗せられて、すでに一度ライブドア株で損していたのである。

「ばっかだなぁー、この話にトーシローが首突っ込むなって言ったのに」

まさかソフトバンクが出てくるとは思わなかったでしょ。過半数手に入れたって聞いたから乗せられちゃったよ。慌てて売ったけどね」

「だってリーマン・ブラザーズが転換社債をバカバカ株に転換して市場で売ってたでしょ。これからライブドアの株が値上がりしそうなら、転換後に即時売却なんてするはずがない。しかも、その転換社債のおかげで発行株式数が滅茶苦茶に増えるんだ。値下がりして当然でしょ。こんな状況で買ったら、すべてリーマンに吸い取られる。リーマンは常に市場価格の10%引きの価格で株式に転換できる契約をしてたんだぜ。わかってねーなー! 高い授業料というか、それは金をドブに捨てたようなもんだ」

今回もそうだが、ピラニアのオッチャンはアタシの忠告をほとんど聞かない。たとえばマクドナルドは、「やめとけ! モスの方が絶対イイ」と言ったのに、スズメの涙ほどの株主優待に釣られて・・・(以下省略)

他にも「買えば?」とか「やめとけ」あるいは「損してでも今すぐ売れ!」と言われたとき、素直に従ってれば軍資金を減らさずに済んだのだ。

やっぱりね、文章を毎日書いてると世の中の見え方が違うんだよ。『面白いネタがないか』と毎日いろいろ探し回るし、疑問を持ったことはすべて調べる。自分が書いたことが間違ってないか、書いたあともチェックする。そういうことを毎日繰り返していると、知らないうちに物知りになっていくのさ。

だからアタシは「なんでそんなこと知ってるの?」と言われることがよくある。それに他人が買った株の「売り時」は冷静に判断できるもんだ。『まだまだ上がるだろう』という欲に駆られてないから、十中八九当たるね。自分が持ってる株だとなかなか売れないんだけどさ。

ピラニアのオッチャンはギャンブルで痛い思いをしてない分、「引き際」ってものが全然わかってない。「好材料」が出てから買うなら誰にでもできる。だけど、買い時は「好材料」が出るちょっと前、売り時は期待感が薄れるちょっと前なの。ブログだって同じだよ。それは毎日書いてればよくわかる。物凄くヒットするブログは大抵、そのネタに誰も関心を持ってないうちに書いたブログだ。

半年以上前に書いたブログが突然ヒットすることがあるが、それらは「何の気なしに思いつきで書いたネタ」であることが多い。その日の出来事を書いたって新聞に勝てるはずがないよね。無名な我々がその日の出来事を書いても決して特ダネにはならないんだよ。常にちょっと先を予見していかないとね。

たとえば・・・、今日はエイプリルフールだから縁起でもないことを書くけど、黙って聞き流してくれよ。エイプリルフールだからな。たのむぞ!

今日、アタシが F1 で活躍している「佐藤琢磨が事故死したら」という話を書いたとしよう。そんなことは誰も口に出さないし、書きたくもない。でも、それが現実になったらどうだ?

ここまでセンセーショナルな話じゃないが、今までアタシのブログが爆発的に読まれたときは、書いた本人さえ現実になると思ってなかったことが現実になったとき。あるいはアタシしか知らないことが表沙汰になったときだよ。だから株で大儲けしたいと思ったら、「まさか」に備えて投資しろ。それが小口取引で大儲けする秘訣だ。

その他に縁起でもないことというと・・・たとえば、6月に日本代表がバーレーンの暑さにやられて大敗。北朝鮮にもまさかの逆転負けで予選Bグループ3位に転落。A組3位とのプレーオフにも敗れてドイツワールドカップの出場権を逃がすなんてことを考える。そんなこと絶対考えたくないけど考えるの。

どうなると思う? もうニッポン全国真っ暗闇だよ。ほとんどの株が安くなるだろう。だけど、そんなときに買われそうな株を考えて小口で買っておくのさ。物凄く辛気くさくて人気がない株をね。東海沖地震の「まさか」でもいい。起こってからでは遅いんだ。