デイトレード・その1

負け犬スパイラル

1/2(全2ページ)

2005年4月16日

毎週金曜日、アタシはピラニアのオッチャンと株談義をしている。ピラニアのオッチャンはホリエモンに刺激されて、去年からデイトレードをはじめたのだ。しかし、今のところオッチャンの投資成績はダメダメ。ちょっと勝っては大きく負けるという「負け犬スパイラル」に陥っている。

オッチャンの敗因分析

これでは勝てるはずがない。バブルの頃ならいざ知らず、誰でも株で儲けられる時代ではないのだ。オッチャンが勝てるとすれば、それはラッキー以外の何物でもないだろう。目押しもできない婆さんのパチスロと同じだよ。毎日通ったら、結果は見えてる。たまには婆さんのバカヅキに呆れることもあるけどね。

ここで話はイッキに16年前までさかのぼる。あれは1989年、日経平均株価が3万6千円台の頃だったと思う。アタシは株価の下落がはじまる前にラジオでこんな話を聞いた。

「現在、日本の株価は異常な高水準です」

「いったいどれぐらいが適正なんでしょう?」

「ドイツの株価を参考にすると、1万1千円ぐらいが妥当な数字です」

このあととても痛い目に遭ったので16年も前の話を鮮明に覚えている。もしもこの情報を信じて素直に株を手仕舞いしていれば・・・(以下省略)

それでは、その後の日経平均株価を追ってみよう。

そして今、日経平均株価は1万1千円台である。仮に16年前からまったく経済成長がないとすれば、これでようやくドイツ並みの株価水準に落ち着いたと言えよう。その間に日本は曲がりなりにも経済成長したことになっているが、不良債権を処理している最中だから、16年前から今までの経済成長が、どこかでチャラになっていると考えてもおかしくない。

次ページにつづく