デイトレード・その2

中国がカギを握る

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2005年4月17日

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このチャートを見ると日経平均株価は1万1千円台が妥当な数字だと思えてくる。最近1万1千円台で停滞しているでしょ。これは日本の株価が国際的にまともな水準に落ち着いて、全体的には16年前の経済水準を維持しているということじゃないだろうか。

もちろん政府が発表している経済成長率はゼロじゃない。でも、平均的な国民の生活はまったく良くなってないと思う。幸福感はバブルの頃より大幅に下がった。まあ、バブルこそ異常だったんだけど。

試しに大卒初任給を16年前と比較してみよう。大卒初任給ってのは、政府が発表している経済成長率に近いはずだ。1989年の大卒初任給は16万5102円(ザ・20世紀調べ)。そして、今年の平均は20万円ぐらい。ということは16年間で21%経済成長しているわけだ。でも、町の様子を見れば『そんなはずはない』と誰だって思うでしょ。多少見た目が良くなっていても、その分、県や国の借金は増えている。

だから、日本の株価が国際的にまともな水準に落ち着いて、全体的には16年前の経済水準を維持していると考えた方が実情に近いような気がする。その間にフリーターが物凄く増えたからね。正社員として働いている人は平均より若干上になったということだよ。もうサラリーマンは中流じゃない。中上流なの。一生フリーターとして働くと、生涯賃金が正社員の1/4になっちゃうんだってさ。

では次に、大卒初任給をドルに換算してみよう。経常収支と為替レート1985〜2003(PDF)によると、1989年が1ドル142.82円。よって、1989年の大卒初任給は1,156ドル。そして現在、2005年4月15日の終値は1ドル107.70円。よって、2005年の大卒初任給を20万円とすると1,857ドル。なんと、大卒初任給をドルに換算すると、16年前の1.6倍にもなってしまう。

でも、そんなわきゃない。日本が過去16年間で不良債権を小出しに処理し、実質経済成長率ゼロでしのいでいるとすれば・・・その間にアメリカは相当疲弊しているということだ。そうは見えないかもしれないが、アメリカの財政は日本より滅茶苦茶。この状態をたとえて言うなら、アメリカは超合金の橋を戦車で絶え間なく渡っているようなものだ。

その橋は一見「永久に不滅の橋」に見える。しかし、メンテナンスをしている余裕はない。なにしろ世界の警察だから休む暇なんてないのだ。行く手をさえぎる邪魔者を絶えず取り締まらなければならない。だから橋のひずみを調整している暇なんてないんだよ。このままだと「永久に不滅」と思われている橋もいつかは崩れ落ちるだろう。(巨人軍みたいなもんだ)

じゃあ、停滞した日本の株価がこれからどっちに振れるかを予想してみようか。おっと、その前に勉強が必要だ。日本の株価を上下させるカギは、アメリカより中国にありそうだからね。と言っても昨今の反日デモはそれほど大きな問題じゃない。あれは逆ギレした井の中の蛙たちだ。13億人中の1万人がデモ行進したって、それは日本で千人級のデモがあったのと同じだよ。

確か「ジーコやめろ!」のデモが千人規模だったよね。だから取るに足らない些細なことと言ってもいい。もしかすると共産党の特殊工作員に煽動させて、テレビカメラの前だけ派手にやったのかもしれないぞ。実は中国共産党を打倒しようと思ってる人の方がずっと多いんじゃないか?

反日デモより気がかりなのは人民元の切り上げをブッシュが口にしたことだ。もし人民元が切り上げられたら、日本がどうなるかを真剣に考えねばならない。食料品、衣料品、雑貨などで大きく中国に依存している日本。製造業もたくさん中国に進出している。これはタダ事じゃ済まされない。携帯電話などの精密機械を作るのに必要な稀少金属も中国産が多いんだ。

これから本気で株式投資をしようと考えている人は、【人民元と中国経済】(日本経済新聞社)を読んでみよう。これは Amazon で「人民元」を検索したとき、オススメマークが付いている本だ。まだ中古が出ていないところを見ると、きっと読み返したくなる本だと思う。アタシも近々読んでみるつもりさ。ピラニアのオッチャンに買わせてね。

日本だって戦後長いこと1ドル360円の固定相場制が続いたでしょ。日本が1ドル=360円の固定相場制から変動相場制に移行したのは1973年2月のことなんだ。実に、東京オリンピック開催(1964年)から9年もあとだよ。これはアメリカにとって引き延ばし過ぎだったような気もするけどね。

だから、中国経済と貿易の構造をちゃんと勉強しなければ、今後の予想はできないと思う。ピラニアのオッチャンはこの本を絶対買うべきだな。株主優待でハンバーガーが何個食えるかなんて計算をしてるからダメなんだ。そんなレベルのままじゃ今後も勝てっこない。

このあいだアタシが教えた株で一儲けしたじゃないか。そりゃー、オッチャンの負け額と比べたら「焼け石に水」だったかもしれないよ。でも、アタシに本一冊ぐらいプレゼントしても罰は当たらないと思うぞ。そのために ODA(経済援助)してるんだから。

実はピラニアのオッチャン、Mac mini にメモリを追加できるぐらい、アタシが教えた通りの売買で儲かったんだ。

それにしても、日本にあれだけ世話になってる中国が日本の常任理事国入りを拒否するのは理不尽としか言いようがない。まったく、とんでもなく恩知らずな国だ。いつまでもバカにされないように、早いとこ自衛権を確立しなきゃいけないな。軍国主義なんて言わせないよ。