知床・自然遺産

7月に登録確実

2005年5月31日

読売新聞によると「知床が世界自然遺産に登録されることが確実」になったそうだ。今年7月にも正式に登録される見込みだという。

アタシ自身は知床に何度も行ったことがあり、北側はルシャ川まで、標高の高さでは南側の知西別川を沢登りして知西別湖まで歩いた経験がある。

だから『今さら何を?』という気がしてならない。去年の春に屋久島へ行ってきたが、世界自然遺産に登録されることの意味が疑わしいのだ。自然保護を目的にするなら、むしろ登録されない方がイイのではないだろうか。観光客を呼ぶには効果的だが、秘境を秘境でなくしてしまうのは惜しい。

ついこのあいだも「縄文杉の樹皮が10cm四方切り取られた」という記事を読んだが、自然遺産に登録されていなければ、そんなことにはならなかっただろう。「手つかずの自然」が大事なら観光客を積極的に呼ぶ必要はない。

特に知床の沢登りはとても危険だ。知床の川は急峻で谷が深い。アタシはそれを体験しているからわかるが、もしもガイドなしでトウシロウが沢登りをすれば毎年10人は死ぬだろう。雨がパラッとでも降ったら、即刻山を下りなければならない。本降りになったらもう帰れないよ。無理して川を渡れば流されてしまう。それに落石もしょっちゅうだ。熊もたくさんいる。

だからハイキング気分の沢登りは絶対禁止にすべきだろう。ビバークのテクニックと装備が欠かせない。本当に危ないので軽装・無許可で行くのはやめてほしいね。

それでは読んでもらいましょう。Hokkaido 1980(北海道無宿旅)全11ページ