クール宅急便を劇的に安くする裏技

2005年10月19日

たとえば四国で釣ったブリをクール宅急便で神奈川の自宅に送りたいとする。ブリは90センチ、8kgあったとしよう。クール宅急便で送れるサイズは、縦・横・高さの合計が120cm以内と決まっている。(クロネコの車が積んでいる保冷庫の大きさで限界が決まっている)

90センチのブリを送るのにちょうど良い箱はないので、こういう場合は頭を落として80×20×20の箱に詰め込むしかない。(尾を落とすと非常にさばきづらいので、尾は落とさない)

問題はクール宅急便の料金。四国→神奈川(120cmサイズ15kgまで)=2,290円

ということで、かなり高級な魚でないと魚屋さんに負けてしまう。ところが、クール宅急便を劇的に安くする裏技があるのだ。しかもブリの頭を落とさずに・・・

シマノ スペーザー・リミテッド HC-035B 35リットル アイスホワイト

真空パネルを埋め込んだ高性能クーラーの一例
実際にブリとなると、もっと大きいサイズが必要

やり方はこうだ。まず、クロネコのヤマト便で釣具やクーラーをまとめて現地に送る。送り先はレンタカーの営業所や友達の自宅、宿泊先など。

ヤマト便の伝票

6個口、58kgで2,900円(内:保険料300円)

内容は以下の通り。

全部で58kg。料金を計算するとき荷物のサイズは計らなかった。容積換算という方法もあるにはあるのだが、荷物が複雑な形をしている場合、たとえば円筒形のロッドケースが含まれている場合とか、規格外の荷物(段ボールに収まってない荷物)が多くて、いちいち容積を計算するのが面倒なときは目方でドカンと料金を決めてしまう。

ちなみに宅急便120サイズ(神奈川→四国)の料金は1,680円。160サイズの料金は2,100円だから、ロッドケース以外の5個を宅急便で送ると9,140円もかかる。保険料300円を含んで2,900円ということは1/3以下の料金になるということだ。(あまり高額な保険は掛けられない。一般貨物扱いだと100万円は無理。せいぜい30万円まで。高価な骨董品や機械は別扱いになる)

じゃあ何でこんなに料金が違うのかというと、まず翌日配達の約束はできない。長距離トラックの荷室に空きがあるとき、「ついで」に積んでもらえるので、「2、3日かかってもよろしいですか?」と必ず受付で念を押される。だから、本来は鮮魚なんか送れないんだよ。腐っても補償なんかしてくれないからね。

ところが、盆暮れ、お中元、お歳暮の時期、その地方特有の産物が大量に送られるとき、たとえば愛媛ならミカンの出荷時期。これさえ外せば、ヤマト便が宅急便と同時に届くんだ。(絶対ではないよ。たまたま荷物が多い便では運んでもらえないことがある)

夕方、営業所に持ち込んだ場合は翌々日になることがあるが、高性能クーラーに氷をタップリぶち込めば丸2日は大丈夫。安いクーラーじゃダメだが、最近は全面真空パネル埋め込み型の超高性能クーラーがあるので、それだったら夏場でも48時間は絶対平気。冬場なら72時間だって間違いなく保つ。

だから、目方でドンのヤマト便でも鮮魚を送れるんだ。大田舎だとまずいかもしれないけどね。特に神奈川県の厚木や、埼玉県の与野に近いところは、ほとんど翌日届くと思ってもイイ。なぜかというと、宅急便の中継基地があるから、深夜便の長距離トラックが午前中に必ず到着するんだ。(四国の場合)

今までに高知市、松山市などで実験しているが、午後4時までに営業所へ持ち込んだときは、いつも翌日配達だった。(10回以上実験済み)もっと田舎の場合はわからないが、要はクロネコの集積基地に近いかどうかということ。

だから、釣りで全国を駆け回りたい人はクーラーに金をかけなきゃダメなんだ。その辺のディスカウントストアで売ってるクーラーと比べたらケタ違いに高いけどね。(2万5千〜4万円ぐらい)