MAZE 南風-2

映画に出てくる風景

2/3ページ(最初のページ

2005年11月16日

さらに手結港の風景を見てもらおう。船着き場に下りるこの坂もロケに使われた。何度も補修されているのだろうが、江戸時代に造られたというのが信じられないぐらい石積みがきれいだ。手摺りも今どき珍しく木でできている。

船着き場に下りる坂

この港を見学するだけでも価値がある。元々ココは陸地だったところを掘り込んで石を積み、最後に海とつなげたのだ。このような港は室戸市の室津港と、手結港ぐらいしかないらしい。

角の雑貨屋

手結港の東には小高い丘があり、手結岬が張り出している。丘の上からの眺めも素晴らしい。写真の建物は夜須町サイクリングターミナルと国民宿舎海風荘。リゾートとして最高のところだから、みなさんも是非行ってみてちょうだい。料理はとれたての海の幸で、とっても美味しいよ。

道の駅 やす

手結港のトンネル-1 手結港のトンネル-2

映画に何度か登場した小さなトンネル。軽トラでもギリギリかな。この上はサイクリングロードになっているが、昔は高知市の後免(ごめん)から続く路面電車の軌道だった。今は、ごめん・なはり線があるので、高知から電車で来られるのだ。

ゴトゴトWeb

サイクリングロード

これがトンネルの上のサイクリングロード

この道も映画に登場する。子供達が下校するときに通る道だ。さて、ココで少し映画のことを話そう。話の相手はニーハオ船長である。

「信香丸は最初の空撮シーンと、北村一輝が船を洗うシーンぐらいしか出てこなかったでしょ」

「北村一輝が漁師で、釣りのシーン撮るがで、釣れざったらいかんき、チン丸に一匹4000円のとうやくをもろうて撮りにいたけんど、こまいがが掛かってたぐりよって外れてキャッチはできざった。そのもろうていたがで釣り上げるがを撮ったけんどカットになっちょったちや。北村一輝にナイロンのたぐり方を教えたがよ。けんど、下手やったき、カットされたらしい」

「あらららら、じゃあ最初に蟹江敬三が釣ったのは?」

「あれは養殖のブリぢゃ。あのブリは信香丸のイケスで生かいて沖へ運んだ」

「南風のことをこの辺でもマゼって言うの?」

「ここらでは言わんねぇ。室戸やったら言うかもわからんけど」

「海が大荒れになって子供達を助けに行ったとき、帰ってきた港はベタナギで雨も降ってなかったでしょ。あれはどう考えてもおかしいよ」

「それだけやない。さっき溺れた子供の服が次のシーンでは乾いちょった」

「ツッコミどころ満載。フォーッ!!」

「最後は北村一輝が子供達を船(信香丸)に乗せて裕太の船を追わにゃイカンやろ。そうせなぁ、盛り上がりに欠ける。なんや最後、イマイチやったと思わん?」

「予算を使い切ったんじゃ?」

「いや、予算は足りたらしいで。1500万とか言っちょったね」

「1500万・・・そりゃーずいぶん安いね。ホントに全国公開できるの?」

「うーん、難しいかもわからん」

「一緒に見てたオジサン、オバサンは、あそこのサンクスが出てきたところで大喜びだったよ」

「そりゃー、もしかするとサンクスのオーナーかもしれんにゃあ。そやなかったら、店員の親かもわからん」

「変なところで盛り上がるから笑っちゃったよ。地元ならではの盛り上がりだったから」

「もうちっと魚を獲るシーンがほしかったにゃあ。一輝は漁師やに、釣りのシーンがなんちゃあない。あっこは入れちょいてもらいたかったにゃあ。残念!!」

「うーん、手結はシイラ巻き網漁の本場なんだから、シイラ巻き網漁を空撮で見せてほしかったね。5月の終わりにクランクアップじゃ時期がまだ早すぎる。空撮は最後にとっておけば良かったんだよ」

というわけで、夜須のサンクス関係者は大喜びだったが、ボランティアで協力した船長たちは少々不満だったようだ。アタシも手結のことを良く知っているだけに不満が残った。夏に撮影していれば、もうちょっとなんとかなったと思う。特に最後のシーンはね。

「次」を押そう。