ライブドア強制捜査

証券取引法違反容疑

2006年1月17日

話は年末にさかのぼる。アタシは友人のピラニアのところにいた。Eトレードに凝っているピラニアがライブドアの株を持っているというので、ちょいと一言。

「ライブドアって今いくらだ?」

「736円」

「PERを調べてみな」

「540倍」(ピラニアがEトレード証券で調べた)

「アホか。今すぐ売っちまいな。ベラボーに高いぞ」

「イヤだよ。俺の予定では1,000円まで行くんだから」

「行くワケねーだろ。PER 540倍ってどういうことだかわかってんのか?」

「世界一のコングロマリットになる予定だから大丈夫」

「それが大丈夫じゃねーんだよ。おまえ、エンロンって知ってるか?」

「エンロンって?」

「ライブドアもエンロンみたいなもんじゃないかと思うわけさ。つまり、虚構の錬金術だよ。株価が右肩上がりのうちは利益が出ているように見える。だが、その実情は株価だよりなんだ。株価を右肩上がりに保つためにエンロンは粉飾決算をやったんだな。・・・で、自社株を大量に保有していたエンロンの社員は破産。株式市場にも大ダメージを与えてヒドイ結末になったという事件があったわけ。アメリカの話だけどね」

「今は50株しか持ってないよ」

「なーんだ。紙くずになっても大したことねーじゃん。アホくさ。おまえはスケール小さすぎなんじゃ! 心配して損した」

以上は昨年12月29日の実話である。なぜこのとき「エンロン」の話をしたかというと、「エンロン事件」をモチーフにした映画を観たからだった。

ディック&ジェーン 復讐は最高!(この映画を観ると「エンロン事件」のことがわかるだろう)

※PER:株価収益率 ウィキペディア(Wikipedia)より引用

株価収益率(かぶかしゅうえきりつ)は、株価を一株当たり当期純利益で割ったものである。PER(Price Earning Ratio)とも呼ぶ。これは、株主の側から見れば、利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるかという指標として見ることができる。

さらに詳しいことはウィキペディアで調べてちょうだい。アタシが「アホか?」と言った理由はこの説明でわかるよね。ライブドアの株は1株から買える「買いやすさ」と「ホリエモン人気」だけでつり上がっていたんだ。資金を集めて、いろんな会社を買いまくっているが、今のところ株価に見合う利益は出ていない。

ライブドアが株価を維持するためには、さらに M&A を繰り返す必要がある。しかし、証券取引法違反容疑で起訴されれば、それもできないし、当然ホリエモンの人気もガタ落ちだろう。株価が下がれば、ミナコケタということにもなりかねない。

ピラニアよ、だから言っただろ。紙くずになる前に処分しちまいな。100円割れしても全然おかしくないぞ。処分できればの話だけどね。まあ、50株しか持ってないから傷は浅い。宝くじを50枚買ったようなもんだ。夢を買ったと思って諦めな。

※文中ではPER 540倍となってますが、これはピラニアがそのとき調べた数字です。いったいどこを見たのでしょう? でも、それがホントだったのかも・・・