SNS うどん

ソーシャル・ネットワーキング・サービス

2006年5月8日

最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「楽天広場リンクス」ってのがはじまりました。略して「SNS」と呼ばれてるんですが・・・、これはいったいなんでしょう?

早速、Wikipedia で調べてみました。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(英語: Social Networking Service)、略して「SNS」とは、「友達の友達は皆友達だ」という考え方に基づき、人々の「つながり」を重視して趣味や嗜好、仕事関係、男女関係などを電子的にサポートするサービスである。

わかりますか? これじゃよくわかりませんよね。もっとわかりやすい例があるので、簡単に説明しましょう。我々がよく行く「変なうどん屋」は、一見さんお断りなんです。常連さんに連れてこられた人しか入れません。

みなさんは「うどん屋」に入ったらどうしますか? まず、壁を見回して『何を食べようかな?』・・・と思いますよね。ところが、このうどん屋の壁にはメニューが貼ってないんです。もちろん「今日のオススメ」も書いてないし、テーブル上のお品書きもありません。

で、いきなり店主がこう言うんです。

「なんか飲む?」

そしたら、こう答えます。

「とりあえずビール」

あとは最後の〆まで自動的にツマミが出てくるシステムです。ときどき「伊勢エビあるんだけど・・・食ぅ?」なんて、店主の方から訊いてくることはありますが、客の方から注文することは滅多にありません。店主が客に食わせたい物を出す。それだけです。多分、ここの店主は「美味しい!」の一言を聞きたい一心で料理を作っているのでしょう。

じゃあ、どんな料理が出てくるのか? きのうの例で説明します。まずは、5月4日にアタシが釣ったキスの南蛮漬けが「お通し」として出てきました。次に・・・

ホタテとマダイのお造り

ホタテとマダイのお造り

ホタテは、きのう楽天デビューを飾った海苔さんが、奥さんの実家(三陸)から運んできたもので、活き作りでした。(本日は海苔さんのデビューパーティー)

で、そのあとが驚きなんです。店のお客さんがイナンバという絶海の孤島で釣ってきた30キロのキハダマグロがヅケと刺身で出てきました。

イナンバの地図

アタシはそのお客さんを知りませんが、店主の友達は、みんなみんな友達なので、釣ってきた海の幸は常連で山分けです。ここへ来たら、もう誰が釣ったなんてことは関係ありません。店主を中心に、釣りグルメの輪が広がっているわけ。

だから、いっぱい釣れたときは常連が店に持って行きます。自分も食べるが、他のお客さんにも食べてもらう。そういう「掟のようなもの」ができあがっているんです。(店主は何も言わないが、食材を提供する人は、だんだん格が上がっていくシステム)

その上に店主が魚市場で仕入れた高級魚も必ず出るんですよ。このあいだなんかフグとヒラメだったし、その前はトコブシだのボタンエビだの、かなり高級な料理が一品か二品は必ず出てきます。 で、最後にうどんを食べて「いくら?」と聞くと「2,000円オール」なんて言うんです。かなり飲んだり食ったりしているのに・・・

キハダのカマ焼き

キハダのカマ焼き

キハダマグロのカマは、本マグロみたいに脂はのってなかったけど、たっぷり肉が付いてました。さーて、お次は? 次は、やはり海苔さんが三陸で採ってきたコゴミの天ぷらでした。これもかなり美味しい! コゴミって渓流釣りに行くと、いくらでも採れるんですけどね。こんなに美味いと知ってれば、釣りどころじゃなかったかも。(最近は渓流釣りをやってませんが、かつては年間4、50日は渓流に入ってました)

それから、もうひとつ三陸名産のホヤが登場。ホヤというと普通は酢の物ですが、きのうは、ちょっと甘辛く煮付けて出してくれました。

マイウー!

これはねー、今までに食べたことがない食感でした。舌触りはホルモン焼きにちょっと似ていて、最後にホヤ独特の苦味と磯の香りがプーンと口の中に広がるんです。今までホヤを美味しいと思ったことはなかったけど、これなら食べられるな。いやぁー、これはなかなかの珍味。

自家製の厚揚げ

自家製の厚揚げ

これも揚げたてで美味しかったですねー。表面はカリッとして、中は絹ごしと木綿ごしの中間ぐらいの柔らかさ。これも今までに食べたことのない厚揚げでした。カリッ、ぷるるん・・・香ばしくて、茶碗蒸しみたいな柔らかさで、最後にジョワーッと甘みが口の中に広がる。

〆はうどん

〆はうどん

「いくら?」

「3,000円オール」

ふぅー、安心した。(^o^)

ということで、「SNS」にはアットホームな安心感があります。と同時に、村社会の一員として、『みんなもがんばってるんだから、オレもがんばって、みんなを喜ばせてやろう』という気にさせる場なのです。

これで「SNS」の雰囲気がわかりましたか? 自分も楽しむけど、他の人も楽しませてやろうという気持ちが何より大切です。それがわかってる人はうまくいくでしょう。わかってない人には、多分お声が掛かりません。