うわさを信じちゃいけないよ

当たり屋はデマ

1/2ページ

1997年2月19日

どうにも止まらない

♪うーわっさを 信じちゃ いっけーないよ
わったーしの こっころは うっぶなのさ
(中略)
あぁ どうにもとまらない♪

知ってるよね、この歌。リバイバルがなかったら若い人は知らなくて当然だけど。山本リンダは数年前にヒョコンと復活したので、オバチャンの山本リンダなら知っている人が多いだろう。

さて、今日のテーマは「うわさ」だ。うわさにもいろいろあるけど、最近は「たまごっちの偽物が出た」とか、「白いたまごっちは10万円で取り引きされている」なんていう、たまごっち関係のうわさが多いね。

当たり屋のナンバーを知らせるファックス

では、上の絵を見てくれたまえ。皆さんも、この絵のような文書をどこかで見たことがあるだろう。きのうのテレビニュースで知ったのだが、実は、この文書はデマなんだ。元をたどっていくと、山口県の誰かがイタズラで流したファックスが発端らしい。今から10年ほど前のイタズラが、いまだに日本中を駆け巡っているんだね。

それを調べたのは、どこかの大学助教授で「うわさ」を研究しているそうだ。その人の研究は、うわさの出所をトコトン追いかけて行く地味な仕事らしいが、案外これは重要な研究かもしれない。ニッポンという国は、狭い所にゴチャゴチャ人が住んでいるから、「デマ」や「良からぬうわさ」が広まりやすいんだよ。

まず、テレビを見ていて面白かったのは、10年間に出回ったファックスが何種類もあることだった。あるものには「岐阜県警」と書かれていて、その他に「○○公安委員会」と書かれた別バージョンも派生している。でも、オリジナルには、そんなこと一切書かれてなかったんだ。

つまり、誰かが尾ひれをつけてファックスを回すから、こんなことになってしまったんだ。アタシのオヤジなんか、まるで自分が当たり屋の被害にあったみたいに、克明に当たり屋の手口を教えるんだぜ。「お前も気をつけろよ」なんて言いながらね。

オヤジの話を簡単にまとめてみよう。

「まず、当たり屋は2台の車でカモの車を挟んで走る。次に後ろの車は接近してカモの車と前の車の車間距離を狭める。そうしておいて、突然、前の車がサイドブレーキを引くんだから、たまったもんじゃない」

アタシのオヤジは馬鹿正直だから、こういう“ネタ”にコロッと騙されてしまうんだな。きのう、問題の番組をオヤジとたまたま見ていたんだが、「どこでそんな詳しい話を聞いてきたんだい?」と問いつめてみたら、オヤジは結局答えられなかった。もしかすると、この「うわさ」に尾ひれを付けたのは、うちのオヤジかもしれない。もしそうだったら、全国の皆さんゴメンナサイよ。

次ページに続く