うわさを信じちゃいけないよ

猫よけペットボトルの謎

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そうそう、もうひとつ、いまだに信者が多いデマがあるね。それは、水入りペットボトルを玄関や塀際に置いておくと、ネコが来てウンチをしないという、まことしやかなウソのことだ。

水入りペットボトルを「にゃんだこれ」と不思議そうに見つめる猫

これも一時、爆発的に広まったなぁ。そこら中にペットボトルが立ち並んでいた。今はかなり下火になったが、アタシの家の近くには、いまだに信じている人が少なくとも2人残っているんだ。

それは、農協幹部の今田さんと、酒屋の隣に住む東野さん。今田さんなんかスゴイぞ。門の両脇に合計8本もペットボトルが並んでいる。これじゃネコでなくても驚くよ。あれぐらい徹底してやれば、効果があるのかもしれない。だって、今田さんは3年ぐらいやっているもの。もう一人の東野さんも3年ぐらい続けているな。ちゃんと中の水も時々入れ替えているみたいでペットボトルが、いつも塀の上で燦然と輝いているぜ。

このうわさにも、根拠らしいモノはあるんだよね。「ネコは乱反射する光が嫌いだ」と言うんだ。ペットボトルは強度を高めるために凸凹しているでしょ。今田さんの奥さんに言わせれば、「これが効くのよ」というワケ。

もうだいぶ前の話だけど、このうわさ、どこかのテレビがタレントを使って出所調査をしていた。そしたら、「出所はニュージーランドだった」なんて話になって、タレントは結構おいしい旅行をすることができたんだ。

でも、タレントが行ってみると、ニュージーランドでは「そんな話は知らない」と、みんな口を揃えて言ってたね。一軒もペットボトルを並べている家がないんだよ。結局本当の出所は判らなかったけど、東京の台東区あたりがペットボトル並べの発祥地らしいことがわかった。外人さんが見たら、何か宗教的なオマジナイだと思うだろうね。全然違うけど。

結局きょう、何を言いたいかと言うとだなぁ。「うわさを(簡単に)信じちゃいけないよ」ということが言いたかったんだ。インターネットをやっていると、モノスゴイ量の情報シャワーを毎日浴びるでしょ。アタシのオヤジ的な性格の人も世の中には結構多いからね。話にすぐ尾ひれや胸びれを付けてしまうんだよ。

10日ぐらい経つと、最初の作り話をした人でさえ、自分の一言が、うわさ話の発端になったことが判らなくなるかもしれない。気をつけなければいけないぞ。インターネットがあるから、デマを広めるのは昔より簡単なんだ。ASHINOKO ONLINE の読者だけでも、何とかデマの防波堤になってもらいたいものだと思う。皆さん頼んだぞ! それじゃ、ここで、もう一度歌おう。

♪うーわっさを 信じちゃ いっけーないよ
わったーしの こっころは うっぶなのさ
(中略)
あぁ どうにもとまらない♪

のら猫よけ キャットカット

のら猫よけ キャットカット

【うわさを信じちゃいけないよ】終わり

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